【お詫び・訂正】6カ国協議は間違い。
日本側の正式名称は六者協議であるべきだ。
今回読者の方より、「せと様が書いておられる６カ国協議という名称は間違いで、正しい呼び名は六者協議ではないですか？」という問い合わせがありました。
現在マスメディアも多くが６カ国協議と報じているので、そのように表記しましたが、確かに以前は「四者協議」と言う呼び方をしていた訳ですから、正しくは六者協議であると思います。
日本は朝鮮半島においては、合法的な政府は韓国しか認めていません。それは日韓基本条約で唯一の合法政府としているので、北朝鮮を国家として認めてしまえば、日韓基本条約に反することになるからです。
しかし、当の韓国が北朝鮮を分断国家として認めてしまっている以上、北朝鮮は国家であるから６カ国協議の方が正しいと言うのがマスメディア側の対応です。
私は今後は正しく六者協議と表記したいと思います。
さて、現在米国では秘密扱いとされてきた外交文書がネット上に広く公開されている所謂「ウィキリークス事件」が起きていますが、朝鮮半島を巡る北朝鮮問題で秘密外交が暴かれることを期待しています。
私は米国が北朝鮮の核開発やミサイル配備を事実上認めてしまった事や、支那中国とロシアを介入させてしまった事は大失敗であったと見ていますが、これは米国の責任と言うよりは、むしろ韓国と日本の責任も多いと考えてきました。
米国は北朝鮮を叩く決意を固めて実行に移す段階一歩手前まで行ったことが何度もあったと思います。しかし、それを思いとどまらせたのは、実は韓国政府であり日本側ではなかったのか？
韓国に取ってはやはり同胞であり、戦争になれば自分達が最大の被害を受けることになり反対した。又北朝鮮が崩壊すればその核兵器は自分達のものになるとも考えていた筈です。
そして日本ですが、もし朝鮮半島で戦争になれば、国内に潜伏する工作員や北朝鮮にに忠誠を誓う朝鮮総連配下の朝鮮人や極左勢力による国内におけるテロ行為の発生を恐れていたのだと思います。
韓国と日本が米国の北朝鮮に対する先制攻撃に反対すれば、同盟国の米国もこれに踏み切ることは出来なかった。その繰り返しが今日北朝鮮の核開発とミサイル配備になってしまったと考えます。
例えば平成９年（１９９７）の秋から冬にかけて、米国は北朝鮮政策をそれまでの宥和策から強硬策に替えて、戦争を覚悟した動きに出ました。
９月５日に第七艦隊所属の空母「インディぺんディンス」が初めて北海道の民間港である小樽港に入った。９日には空母「コンストレーション」２１日には原子力空母「ミニッツ」が誘導ミサイル巡洋艦５隻を引き連れて横須賀基地に入港した。
そして翌２１日には佐世保を母港とする第七艦隊の強襲揚陸艦「ベローウッド」、第三艦隊の「コロラド」が港を出て鹿児島港に接岸した。一ヶ月の内に空母が３隻相次ぎ入港した。
強襲揚陸艦「ベローウッド」は攻撃用ヘリコプター３０機を搭載、有事には海兵隊員１７００人や戦車を上陸させる能力を持っており、他の民間港に接岸するのは極めて異例でした。
この９月２３日には日米両政府は新しい日米防衛協力のための指針（ガイドライン）を最終決定したが、それを視野に入れた行動と表向きはされてきたが、裏では北朝鮮への攻撃が準備されていたと私は今でも信じています。
このような動きの裏で日米、米韓、日韓が果たしてどのような外交的な駆け引きを行なっていたのか？秘密外交文書の更なるネット上への暴露が続いているので期待したいと思います。
四者協議は完全に失敗した。南北朝鮮の国連への同時加盟、大量の食料支援、軽水炉への多額の援助資金、これらを日米韓は協力して行なってきたにも関わらず、得たものは北朝鮮からの核ミサイルへの恐怖だけだった。
国内における北朝鮮の工作機関である朝鮮総連とその配下の朝鮮学校の全面廃止を掲げて戦って行かなければならない。これは日本民族の存続をかけた内戦でもあるのです。