経営破たんした英会話学校「NOVA」の元社長が社員らの積立金3億円を横領したとされる事件の控訴審で、大阪高裁は懲役2年の実刑を言い渡しました。
「NOVA」の元社長、猿橋望被告はおととし7月、社員の給与から天引きしていた積み立て金からおよそ3億2,000万円を引き出し、受講者の解約金に無断で流用した業務上横領の罪に問われ、今年8月、大阪地裁から懲役3年6か月の実刑判決を受けました。
しかし、弁護側は「金は会社が強制的に徴収したもので社員は権利を有していない」などとして無罪を主張し控訴、判決で大阪高裁は業務上横領の罪は認める一方で「会社を存続させるための犯行で個人的には使っていない」などとして、一審判決を破棄し刑期を1年半短くした懲役2年の実刑を言い渡しました。 (12/02 12:16)
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