前回作成したディフューザーを使用して、実際に写真を撮って見ましょう。ディフューザーを作っても、使い方を間違えると、悪くなることはありませんが、あまり効果のある使い方にならないこともあります。先ずは、いつのパジェロのおもちゃを利用して、ディフューザー無しで撮影してみます。
見るに耐えないというほど、ひどい写真ではありませんが、かといって、綺麗な写真でもありません。
この写真を撮影したときの状況はこんな感じです。

椅子の背もたれにぶら下がっているのは、
以前に紹介した撮影用の自作ライトです。
また今回は、ディフューザーの違いがはっきりと分かるように、あえてレフ板は使用しませんでした。
出品用の写真を撮影するときは、
こちらの撮影風景のように、車に向かって右側にレフ板を立てたほうが良いでしょう。
話を本題に戻して、ディフューザーの使い方でした。まずディフューザーをライトの前にかざして見ます。こんな感じです。

そして、撮影をして見ます。撮影のアングルなどは冒頭の写真とほぼ同じにしています。

あれ?あまり変わらないですよね。きちんとディフューザーをライトの前にかざして撮影したのに。冒頭の写真より、ボンネットのテカリ具合が多少滑らかになっていますが、車の影は逆にくっくりと写っているような感じです。
実は、これには理由があるのです。ディフューザーというのは光を拡散させるという効果もありますが、それよりも被写体を点光源でなく、
面光源でムラなく照らすという効果が実は大きいのです。
どういうことかというと、ディフューザーをかざすことによって、ディフューザーの一面すべてが光って被写体を照らしているかのような状態になるのです。したがって被写体から遠い位置にディフューザーを置いたのでは、被写体からみると、依然として点光源のままなんです。
では、どうすれば、良いのか。ディフューザーをカメラに写りこまない範囲で、被写体にギリギリまで近づけると良い結果ができます。今回は、ここまで近づけてみました。

こうやって、撮影した模型の写真がこれです。
いかがでしょうか?模型全体が均一に照らされて、影の輪郭もぼんやりと写っているのがわかると思います。

ディフューザーを使用するときは、カメラに写らない範囲で、できるだけ被写体に近づけて撮影するようにしましょう。