1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:23:46.16 ID:eXmh7bSh0
    この10年か15年くらいの出来事を書いてく



3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:24:46.23 ID:25vpnhlo0
    じゃあ俺は今まで掘られたガチムチアニキについて書いてく



ガチムチせんずり大会



5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:28:16.51 ID:eXmh7bSh0
    俺はこれまでの人生で4人の女と出会った。
    厳密には4人ではないけど、覚えているのは4人だけ。

    話は高校の頃に遡る。
    当時高校2年生になって、あまり友達もいない
    女の子とも話さない俺は、寂しい高校生活を1年のころから送っていた。

    一人目との出会いは、クラス替えの発表があるボードの前。
    俺は自分のクラスを確認して、教室に入ろうと思って
    人ごみから出ようとしたときに、女の子にいきなりあいさつされた。


7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:31:17.89 ID:eXmh7bSh0
    「こんにちは!(仮に名前をTとしておく)Tです。同じクラスだね、よろしく。」
    女の子にほとんど話しかけられたことのなかった俺はキョドりながら
    「あ、ああよろしくハハハ」みたいな感じで、ダメダメだった気がする。

    そして、教室に入ると既に何人か入ってきてて
    リア充グループ、オタグループ、女子の団体みたいな感じで
    ある程度は既に固まっていた。俺はぼっちだったので
    誰ともあいさつすることもなく、担任の紹介と授業のガイダンスを受けて
    その時は、誰とでもなく一人でさっさと帰った。


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:34:12.76 ID:eXmh7bSh0
    新しい学校生活が始まって、数カ月経った頃、音楽の授業があった。
    音楽の授業はいつもの授業と違って、男女が隣り合って授業を受けるので
    自然、俺も隣の女子とは気まずくならないために仲良くしなきゃならなかった。

    その時に隣の席についたのが、クラス替えのときに挨拶をしてくれた子だった。
    もしかしたら俺のこと覚えてるかもしれないと期待したけど、
    自分からは話しかけずにいたら、あちらからも話しかけてくれることはなかった。
    そのまま、俺は悶々と数週間を過ごす。



10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:37:07.57 ID:eXmh7bSh0
    でも、その頃は周りのみんなも彼氏彼女が当たり前に出来て
    男同士でも「○○と〇〇ヤったらしいぜ!?」みたいな
    あー青春してんなーって感じの雰囲気があった。
    俺も当然、興味が無かった訳ではないが読書と音楽鑑賞と映画をたまに
    一人で観に行くような、今じゃオタク扱いされそうな存在だったから
    ほぼ諦めていた。でも、やっぱり未練があって、俺にしては珍しく
    音楽の授業中にTに話しかけることができた。



11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:38:55.55 ID:G4laP4Ob0
    人の人生って面白いよな
    それだけで既に物語になってるから



12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:40:24.82 ID:eXmh7bSh0
    「あの先生、なんだか今日、化粧濃いと思わない?
    たぶん放課後、男の先生とデートでもしにいくんだろうねぇ。
    若いから別にいいんじゃないか?まぁ俺たち高校生だから
    もっと若いけどさ、あははは」みたいな、なんか緊張して
    一気にペラペラ喋りかけてしまった。正直泣きそうになった。
    でも、そのTはクスクスと手で口元を隠すように笑ってくれた。

    「城崎君(俺)、面白いね」と言ってくれた。



15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:41:56.36 ID:GFe4E5jvI
    おれの人生もいつか物語のように面白くなるだろうか・・・


16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:43:38.18 ID:eXmh7bSh0
    まぁ俺の本名は城崎じゃないんだけど
    本名に近いから、偽名で使わせてもらうね。

    それから、Tとは音楽の授業中、こっそりと
    話すことが多くなった。音楽の話、映画の話(Tは家が厳しいらしく
    映画館には家族でしか行ったことが無いから、俺が一人で行って見る
    映画の話にはよく食いついてくれた。)

    ある日、俺が音楽の授業中に居眠りしてると、
    ほっぺたに何か感触が。

    半分期待しながら目を開けると、Tが指を俺の頬につけたまま
    にこやかに見てる。正直、顔は普通ぐらいの子だったけど
    可愛いなと思った。たぶん、半分惚れた。


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:47:33.31 ID:eXmh7bSh0
    Tと授業中、なんども話しているうちに俺は女の子と
    まともに会話できるぐらいにはなっていた。
    たぶんTのおかげでリハビリが出来たのだろう。
    実は、俺の本当の、最初に出会った女はTでは無かった。
    その話はまた後々したいと思う。

    Tとメアドを交換してから、1週間に1回程度、
    Tとメールをするようになった。まぁそれも他愛の無い話が多かった。
    だけどある日、俺はTと電話したいなと思った。
    まぁ半分惚れてしまっていたから、もう少し仲良くなるためには
    電話でもしてアタックするしかないかなーって感じだったから。


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:51:05.80 ID:eXmh7bSh0
    で、俺はメールで「Tの電話番号を教えて。学校みたいに話してみたい。」
    的なことを送った。まぁもっとマシな文だったけども。

    そして、メールを待っていると、突如鳴り出す携帯電話。
    番号書いてあるかなー?と思ったら、なんと着信だった。
    慌てて俺は出る、そしてキョドる。
    「あー・・ははは電話かかってくるとは、びっくりだあはは」
    みたいな感じな俺にTは
    「だって、このほうが早いよね?」とT。
    うん、電話だとなかなか可愛らしい声だと思った。

    でも話題を考えてなかった。というか、女の子と電話するの初めてだった。
    部屋にあるゲームの話をしてみた、イマイチ。
    音楽の話も映画の話も、なんか話し尽くした感があった。
    やっぱ女の子だから、コイバナかー??と俺は、恋愛の話を振ってみる。
    ほんとはこんなスムーズじゃなかったけども。


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:55:15.56 ID:eXmh7bSh0
    「Tって誰か好きな人いんの?」
    これで「うん」とか言って、それが実は俺みたいな展開を期待して
    聞いたけど、現実は違うのよね。
    「いや、まだいないかなー」と流される。
    その時の時間は深夜の1時ぐらいで、俺も夜中のテンションに任せて
    「でもさ、Tって普段あんまり男子と話してないよね。
    気にしてる人ぐらいいないの?俺はいるけどな」
    みたいな感じのノリで、イケイケ状態だった。
    「うち、城崎君意外の男子とあんまり喋ったことない。
    もしかして城崎君はこういう女子に絡まれるのは迷惑?」
    と言われて、童貞の俺は衝撃を受けた。
    女の子って、男に気を使うのか!?と。
    だから、すっごい慌ててフォローした。全然迷惑じゃないよむしろ嬉しいよ。と。
    それから3時ぐらいまでずっとTの悩みを聞いたりしてた。


21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:58:45.72 ID:ZaUwjViF0
    共学いいな、男子校だった俺は3年間何してたんだろう・・・


22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 00:59:10.41 ID:eXmh7bSh0
    結局、朝の5時ぐらいまで話こんでしまって、Tが寝落ちして俺が切った。
    昼ぐらいに、Tからありがとう的な内容のメールが来て
    俺はなんかずっとドキドキしてた。あぁ、女の子と電話できた。
    しかも途中からは割とスムーズに話せてた・・・もしかしたら
    Tと付き合えるんじゃないか、彼女ができるのかとワクワクしてた。

    そして、文化祭の時期がきた。
    文化祭の時期は当然、カップルが増える。それはしょうがない。
    だから俺もそれに便乗するしかない。
    このころにはTと俺は授業中意外でも喋ることが増えてきていた。
    ただ、他の男子から冷やかされたり噂を流されるのが怖い俺は
    人の多いところではあまりしゃべらないようにしていた。

    で、ある日Tと話しているときにカフェの話になった。
    俺が学校帰りにたまに寄ってるカフェがある、と言ったら
    「いつもみたいに一人で行くなら、うちも行きたい」とTが乗ってきた。
    もうワクワクが止まらない俺。


23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:02:12.05 ID:eXmh7bSh0
    その日の放課後、恥ずかしい俺はTと距離を置いて
    校外に出たあと、駅の近くにあるカフェに先に行った。
    Tが数分してやって来る。半分夢ごこちだった。
    「すごいね、こんなところに一人で来るって、大人みたい」
    と、Tはよく俺のことを大人大人と言ってくれる。
    でも、実際はかっこつけで行ったりしているだけだった。

    店の中に入ると、客はまばら。ジャズの音楽が流れてる、中は薄暗い。
    店長の趣味で飾ってあるインディアンの置物とかがある席に座った。
    結構、店の端にある席で、外からもカウンターからも隠れてる。
    俺がおごるのかな・・・とか考えながら、Tにココアとワッフルを注文した。


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:02:38.03 ID:GFe4E5jvI
    なんかおれ胸がドキドキして来たんだが

    とりあえずTのスペよろ



25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:04:40.10 ID:uDavU8mR0
    >>1のスペックも



27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:08:36.14 ID:eXmh7bSh0
    >>24
    Tのスペック・・・か
    顔は普通(中の下ぐらいかなぁ)
    割と小さい。太ってはいない。とても色白。髪さらさら。
    文学系少女って感じで、スポーツはしてないタイプ。
    親が厳しいらしく、男性経験は無いらしい。あひる口だったな。

    俺のスペックは・・・うーん
    顔は昔と今じゃ全然違う。昔は童顔って言われることが多くて
    今は結構男の顔つきにはなってる・・・と思ってる。
    身長も普通。低くはないけど、背の高い人のとなりにいると小さく見える。
    体重は高2の時はそこそこ太ってた。後々変わるんだけどね。こんなもんかな


26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:05:07.07 ID:eXmh7bSh0
    「城崎君は食べないの?」
    「俺はいい」金がもったいないからな・・・とか考えていた。

    食事は会話するためにする、なんてこと当時の俺は知らなかったから
    黙って、Tを見ていた。すると、Tがワッフルをさし出して
    「食べてよ、私だけ食べるの悪い。」と言って、俺の隣に座りなおした。
    やべードキドキドキドキとまた緊張しだす俺。

    まぁ、ワッフルはありがたく頂いて、皿もココアも下げられた。
    店内に残る俺とT。なんだか良い雰囲気だった。
    俺はなぜか、音楽の授業のときに寝ている俺のほっぺたを
    つんとしてくれたTを思い出した。そして、テーブルの上で
    ゆっくりと寝るふりをした。淡い期待をしながら。


28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:11:52.96 ID:eXmh7bSh0
    で、寝てるふりをし始めた俺。
    このパターンはお約束なんだから、T絡んでよ!
    と半分試すような気持ちだった。
    そして、5分ぐらいして、予想外なことが起こった。

    Tが俺の顔のすぐそばに顔を近づけて寝始めた。
    (おいおいマジかよ、どうすればいいんだよ・・・)と
    完全に動けなくなる俺。でも、Tはこんなに俺に密着して
    嫌悪感をいだいてないってことは、俺から何かすべきだよな・・・って感じで
    少しだけ、テーブルの下にあるTの指先を探すように触った。

    ぴくっとTの指はうごいたけど、逃げる気配は無し。
    ほんと1cmにつき1分ぐらいの長さで、少しずつTの指に手を近づける。
    15分ぐらいして、Tの手を握った。緊張で死ぬかと思った。
    そこからはなぜかほっとして、ぎゅっと手を握る俺。
    握り返してくれるT。なんか、これもう告白でいいよねって感じだった。


29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:13:44.29 ID:eXmh7bSh0
    その帰り道、俺はTに
    「さっき、いきなり手握ってごめん」と謝った。
    が、Tは「ううん、いいよ。嬉しかった。また誘って」
    と言って、俺のもとからすたすたと去っていった。

    これで明日から学校でDQNどもに絡まれたらどうしようとか
    そんなことを考えていたけど、そんなことはなかった。

    むしろ、その日以来、今まで俺から1週間に1回送っていた
    メールがTが4日に1回ぐらいメールをくれるようになって
    次第に毎日のように電話したりメールしたるするような関係になった。


30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:15:02.48 ID:GFe4E5jvI
    ロマンティックだなぁ

    >>30 このころの俺が一番可愛かったかなw



31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:15:31.53 ID:2J8HRSA/0

    俺もこんなふうになりてえええええ


32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:16:36.30 ID:eXmh7bSh0
    もうそろそろ、ちゃんと告白しないと
    Tはきっと付き合ってくれないだろうと俺は思っていた。
    思い切って、Tを自分の家の近くの高台にある夜景ポイントに
    誘うことにした。そこで告白するんだと心に決めた。

    電話してる時に、さりげなく話題をシフトさせつつ
    Tを近所に遊びに来ないかと誘ってみた。
    快くOKしてくれた。それだけで胸が躍るほど嬉しかったけど、
    これってもしかしたらほんとに俺は告白しなきゃいけないのか・・・と
    不安と期待で死にそうな1週間を過ごすことになった。

    そして、会う日の当日、俺は出来る限りのオシャレをして
    告白の言葉をずーーーーっと考えながら、公園でTを待った。

33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:20:08.88 ID:eXmh7bSh0
    公園に来たTはいつもと違った。白いワンピースを着て、
    それがまた白い肌に相まって可愛らしかった。
    いつも違って、化粧もしていた。別な魅力があって良かった。
    俺はこれからこの子を夜景を見るんだ、そして告白するんだ。
    ずっと頭の中でリピートされていたけど、イマイチ現実的ではなかった。

    「待たせたかな・・・ごめんね」と申し訳なさそうにTは俺に寄り添う。
    外でTと会って、こんなに近くで二人でいるのは初めてだった。
    というか、私服のTが初めてだった。というか、女の子と二人でいるのが
    まず初めてで、俺は逃げたいけど逃げたくないような不思議な感覚で
    Tと一緒に街の中を歩いた。買い物をしたり、映画を観たり
    (ベタベタの恋愛物で、俺の好みではなかったけど、Tは感動してた)
    して、ついに時間も夕方になった頃。


34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:23:02.33 ID:eXmh7bSh0
    「どうしても行きたい場所があるから、来て欲しい」
    と、Tを高台に誘った。自転車で事前に行ったときは
    虫が出ない比較的きれいな上り坂があったので、そこを黙って歩きながら
    時々疲れて立ち止まるTに「荷物もつよ」なんて言って
    俺もなかなかやるなぁなんて自惚れながら、たどり着いた。

    ベンチと小さい屋根があって、石碑が置いてある。
    そして、一面にはビルとかではないけど、下にある街の景色が
    全部見渡せるような夜景が広がってた。自分でも見たことがなくて、
    思わず「おぉ・・・」なんて言ってた。さっとTを見ると、
    Tもこっちを見つめていた。ベンチで俺たちは見つめ合っている。
    これは、この状況は・・・あぁ、どうしよう。心臓が破裂しそうだった。

35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:25:19.50 ID:eXmh7bSh0
    いやな冷や汗も出てきた。オレンジの色の薄暗い明かりが
    Tの顔を一層可愛らしく映している。普段の5倍くらい可愛く見えた。
    なんども瞬きをして、Tを見つめる。
    不意に、周りの空気が変わったような気がした。
    いけっ、いけっ、いけるぞっ、そんな空気が流れていた。
    俺の体は少しずつ、少しずつ、Tを警戒させないように慎重に
    近づいていた。大丈夫、Tは逃げていない、大丈夫、大丈夫。
    汗が流れる。心臓が震えてる、足が重い。寒い、いや熱い。
    とにかくいろんな感覚が流れ込んでいた。


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:28:08.73 ID:eXmh7bSh0
    初めて指が触れたときみたいに、俺の顔は少しずつTの顔に。
    あと15cm、あと10cm・・・もうここまで来たら
    Tもさすがにわかったのだろう。目を瞑った。
    Tが目を瞑った後は、もうそのまま近づく勢いでキスをした。
    鼻にTの甘い香りがすーっと入ってくる。
    少し目を開けると、Tはうっとりした表情で目を瞑ったままだった。
    だけど、俺はなぜか少しずつ冷静になっていた。

    そういえば、まだ告白してないな。あと何秒ぐらいこうしてればいいんだろ。
    そんなことを考え始めていた。気づくとTの手もいつの間に握っていた。


38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:28:41.85 ID:ZaUwjViF0
    何この感覚、妬みの感情が全く出ないんだが

    すごく目から汗が出てきてる



40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:31:08.20 ID:eXmh7bSh0
    顔を離すと、Tの顔がいつの間にか真っ赤だった。
    そして、いきなり抱きつかれた。後ろに転びそうになった。
    Tの体がぎゅーっと俺に密着したまま、Tが小声で「好き」と囁いた。
    俺は何も言わなかったけど、ぎゅっと抱きしめ返して返事をした。

    「もう少し、ここにいようか。」
    そう言って、1時間くらい何もせずにただ夜景を見ていた。
    俺の初めての恋人だった。


41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:31:32.91 ID:GFe4E5jvI

    なんかおれ>>1好きかも



44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:34:04.08 ID:eXmh7bSh0
    それから数日間は、僅かな男友達に彼女が出来たと話し、
    それがTだと言ったら趣味が悪いなお前と言われ、
    なぜかムっとして、彼女がいないお前らよりはマシだ!と
    なんだか普通の高校生になれたような気分だった。

    たまにTと一緒に学校に来ては、Tと一緒に帰ることもあった。
    今、俺は幸せなんだなぁと感じていた。
    だけど、2週間ぐらいして、だんだんTの様子がおかしくなっていった。

    2人で映画を見てるとき、周りに人がいるのにTはいきなり
    俺にキスをしてきた。積極的なのはいいけど、周りには人がいる。
    きっとみえているだろう。やめたほうがいい、ととんとん肩を叩くけど
    もっと俺を抱きしめて、深いキスをしてくる。
    お前、こんな積極的だったか?と、キスのたびに俺は冷静になっていった。


45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:34:28.42 ID:pClBZX2v0
    でもこれ、どうせエロゲのシナリオとかなんだろ

    ・・・えっ?現実の話なの?嘘だろ!?


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:37:06.33 ID:RmJyyeNj0
    このパターンはあれだ
    TのあとU→R→Iって出てくる


    >>46
    そこまで考えてなかったw
    ごめん、実話なんだ、許してくれ



47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:37:59.94 ID:eXmh7bSh0
    一度、説教をした。
    ファミレスで食べているときにTはまた俺にキスしようとしたのだ。
    「やめろよ、俺はお前のこと好きだけど、そんな人前で
    イチャイチャするほどバカなことをしたくない。頼む」
    みたいな感じで。でも、Tは「城崎君のこと好きだから・・」としか言わない。
    「俺も好きだけどさ、もっと、常識を・・」と少し言い過ぎた。
    Tは涙目になる。そういえば、女の子を泣かすのも初めてだな。俺は冷静だった。
    「わかった、今度うちに来て・・・」とだけTは言った。
    「ごめん、俺も言い過ぎたよ。悪かった。Tの家でゆっくり遊ぼう」
    そう言って、その日は別々に帰った。

    家に帰った後も、今日はごめんねとTが電話してきた。
    いいんだよ、ほんとに。気にして無い、大丈夫と俺は言ったが
    次第にしつこいな、という感情が心のなかに生まれてくるのを感じ始めていた。


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:41:00.86 ID:eXmh7bSh0
    それから、Tの家で遊ぶことになった俺は
    初めて女の子の家に上がることになる。
    へぇーこんなところに住んでるのかって感じだった。
    ただ、移動中のバスの中でもTは俺にキスをしようと
    顔を近づけてきたので、やめなさいとたしなめた。

    家に着くと、Tのお母さんとお父さんがいた。
    お母さんはなんかいかにもPTAの会長みたいな・・・感じで
    お父さんは自衛隊にいたらしく、ごつくて怖い人だった。
    俺はとりあえずびびりながら「お邪魔します・・」と言い残して
    ささっとTの部屋に入っていった。


49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:41:28.17 ID:GFe4E5jvI
    >>1の文は脳内再生し易くて面白い


50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:43:36.11 ID:eXmh7bSh0
    Tの部屋の中は、Tの香りが濃縮されたような感じだった。
    女の子の香りって、部屋の中だとこんなに増強されるのか・・・
    って感じで、感動していた。あと、小物とかも可愛い。
    ベッドとかも可愛い。すべてが可愛い物で揃えられていた。

    「そこに座っていいよ」と言われ、ベッドに座る俺。
    「お茶とお菓子とってくるね」と言って、Tは下に降りていった。

    部屋の中を見渡してみる。俺がゲーセンで取ってあげた抱き枕。
    欲しいと言われて、あげた俺のブックカバーのついた本。
    俺への愛を感じる物が、ところどころに置かれていた。

51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:45:11.23 ID:r9/FC1Lf0
    それにしても細かい所までよく覚えてるな
    俺は馴れ初めとか告白とかは断片的にしか思いだせない

    続けてくれ

    >>51 10年とか書いたけど、10年も前じゃなかったよ
    意外と書き起こしてみるとよく覚えてるもんだね。



52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:47:00.67 ID:eXmh7bSh0
    部屋に戻ってきたTが、お盆に乗せた
    麦茶とクッキーを持ってきてくれた。
    味で分かる、これは手作りだ、俺には妹がいてたまに
    クッキーを焼いてくれるからな。

    「これ、手作りだよね。わざわざ作ってくれてありがとう」
    と言うと、Tはうれしそうに
    「分かるの?嬉しい・・」と言って、俺のそばに来た。

    あぁ、キスかな、と思うと、Tは案の定キスをしてくる。
    今日はさすがにTの部屋だ、してあげないとなと思い
    俺は冷静のTにキスをする。舌も唇に這わせてみる。
    こんなに純情そうで初な子が、俺の舌を求めている。
    それだけで興奮できそうなのに、なぜか俺はどこか冷めていた。
    もしかしたら、この時点でもう俺はTのことを好きじゃなかったのかもしれない。
    それはある意味、女という存在に期待していて、Tはそれに見合うほどの
    汚れなきものだったのが、俺を好きになった途端、壊れてしまったような
    感じがしていたからかもしれない。



53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:49:13.72 ID:psQlbypt0

    恋に恋してたんだな



54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:49:16.95 ID:GFe4E5jvI

    Tはいい子じゃないか!



55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:51:02.24 ID:eXmh7bSh0
    「城崎君、うちのこと・・・好き?」
    と確認するようにTは見つめてくる。
    「あぁ、好きだよ」
    と俺も見つめ返す。
    「ずっと好きでいてくれるよね?」
    俺は一瞬、返事に迷った。堂々とうんと言えなかった。
    「・・・うん」と結局答えた。
    Tはうつむき気味に、小声で
    「じゃあ、城崎君なら・・・いいよ」と言って俺の手を握った。

    セッ○ス、という単語が頭をよぎる。
    途端、胸が熱くなって、緊張する。あぁ、これから俺はこの子と
    セッ○スするんだ、セッ○ス、セッ○ス、あぁぁぁとまるで
    意識が落ちていってしまいそうな感覚だった。さっきまでの冷静さはもう無い。


57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:54:46.31 ID:eXmh7bSh0
    服を脱がして、下着だけのTがベッドの上にいる。
    俺もパンツとTシャツだ。そっと、Tの肩に手をかける。
    ハッとした。これが、女の子の肌。衝撃的だった。
    たぶん、Tは他の女の子よりもさらさらな美白だったせいもあるけど、
    これからの人生でTを超える触り心地の子に出会うことは無かったと思う。
    それぐらい、きめ細かい触り心地だった。

    「いいの?」と俺は最後の確認をした。
    「うん、いいよ」と消え入りそうな声でTも答える。
    そして、Tのパンティーに手をかけたが・・・

    俺の心がさーっと冷静になっていくのを感じた。
    この女、別に俺じゃなくてもいいんじゃないのか。
    何も俺みたいな奴に処女を捧げなくたっていい。
    もっといい男がいる、この子に見合った。やめよう、こんなこと。
    完全に俺は性欲を失っていた。

58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:56:57.15 ID:eXmh7bSh0
    「やめよう」
    そう言って、俺は服を着た。でもTは着なかった。
    「じゃあ、せめて一緒に寝て・・・」とだけ言って、
    二人で添い寝した。その後、俺はすぐに帰った。

    胸が苦しかった。後悔は無かった。ただ、嫌だった。
    Tとセッ○スなんてしたくない、そんな思いで俺はTのことを避けるようになり
    以前のように一緒に帰ることもどこかで遊ぶこともなくなった。

    メールはTからしか、電話も短くなっていった。



59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:58:09.09 ID:34/ReZpH0
    切ないな



61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:59:04.62 ID:GFe4E5jvI
    >>59
    うんうん、切ない


60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 01:58:46.27 ID:eXmh7bSh0
    結局、俺はTを振った。
    あんなに憧れていた恋愛というものが
    こんなに後味が悪く終わるなんて、と思ったが
    その時の俺はとにかく嫌だった。あんなに純粋そうな子を汚す自分と
    汚れるTを想像したくなかった。なんだか童貞丸出しな考えだったけど
    後々になる度に、あの時Tの純潔を奪わなくてよかったなと思う。

    これが、俺の一人目の女、Tとの出会いと別れ。



65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:01:26.54 ID:kHRpepGY0
    くそこんなやつがオレとかぶるなんて
    くっそ・・・


67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:02:51.59 ID:eXmh7bSh0
    2人目の話しをする前に、少し時間を遡りたい。

    俺が高1になったとき、同じ中学から来ていた子がいた。
    仮に名前をRとしよう。Rは可愛い子だった。
    背が小さいけど、明るいからとてもモテた。
    Tと付き合っていた時に、Rはこの高校に入って32人に告白されたという
    話を聞いた、それぐらいRは可愛いし、モテていた。
    実は、俺は中学のときにRに告白している。当然、振られている。
    うまく振られたもんだなって感じだった。
    だが、高1のときにもう一度告白した。それも振られて俺は
    結局、32人のうちの一人になっていた訳だったけど
    Rは振った相手と気まずくする訳でもなく、いつもどおりの
    明るい顔で普通に話すことのできる、大人びた子でもあった。


68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:05:13.24 ID:eXmh7bSh0
    Rに2度目に振られた時に、俺はRに部活に誘われた。
    まぁこれが何部かというのは言えないが、一応武道系と答えておこう。
    振った俺に話しかけてくるなんてなかなかだなと思ったが
    まだRに好意のあった俺は、その部活に入った。
    特にRと気まずくもなかった。ただの友達になっていた。

    そのまま1年が経って、Tと出会うことになる。
    じゃ、こっからは2人目の女の話を・・・。



69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:06:25.90 ID:pClBZX2v0
    うむ、聞こうか


70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:07:04.58 ID:GFe4E5jvI
    熱い鼓動で涙が止まらない


71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:08:01.79 ID:eXmh7bSh0
    Tとわかれて、Tは俺のことを相当避けるようになった。
    かなり気まずかった。ただでさえ同じクラスなのに
    Tは露骨に俺を避けた。もーーひどかった。
    なぜか他の女子にまで、俺はTを無理やり家に行って犯したとか
    そんな噂まで流れ始めて、ほんとにひどかった。
    正直死にたかった。それでもまぁ、Tのおかげである程度は
    女子とまともにしゃべれるようになって、男友達も出来た俺は
    仲の良い割と遊び好きな男友達から女を紹介してもらえた。

    「こいつぐらいだよ、お前みたいなクソ男でも
    まとも話してみたいと言ってくれる女はなw」
    なんてことを言われて、紹介された。


73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:10:30.94 ID:eXmh7bSh0
    紹介してもらった女はEとしようか。
    Eは確かに話の分かる女だった。というかTと正反対と言うべきか。
    「高校生にもなってヤっただの犯しただので盛り上がってるような
    お子ちゃまみたいに私はバカじゃないから」みたいな感じで
    どうやら援交とかもしたことがあるらしい。俺の知らない世界を
    たくさん知ってそうな感じだった。見た目は俺と同じくらいの背で
    肌は黒すぎず白すぎず、同年代の子たちよりも化粧もちゃんとしていた。
    スタイルもなかなかいい。顔も悪くないって感じだった。



76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:13:28.46 ID:eXmh7bSh0
    「新田から、城崎は最低なクズ野郎なんだぜって言われて気になったから
    話してみようと思ったけど、意外と普通なんだね。」と言われて
    俺がいかに周りからひどく思われてるのか。そしてTがアリもしない
    噂をぺらぺらとしゃべっているのかと考えると、なんだか
    鈍器で殴られたみたいにずーんと悲しくなった。

    でも、Eはあっさりしていて、とても話しやすかった。
    女の子ってもっとキレイなものなんて幻想をふつーにぶち壊してくれる
    おはなしをしてくれるから、逆に新鮮だった。


77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:13:51.01 ID:GFe4E5jvI
    Eは同じ学校だよな?

    >>77 登場人物は全部同じ学校だよ



79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:16:43.07 ID:eXmh7bSh0
    Eはメールでも同じような感じだった。
    俺が興味本位で質問するHなことに対しても
    ためらいもなく答えてくれる。
    「城崎って意外と純情なんだね。噂も多分デマでしょ。」
    と言ってくれて、良き相談相手にもなってくれた。
    そして俺がまだ童貞だと打ち明けると
    「え!?ヤってないの!?じゃあ何なの、ほんとに城崎は
    ただわがままな子に振り回されてただけなのねww」とまで
    言われてしまった。なんだかやりきれない思いだった。


81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:20:17.77 ID:eXmh7bSh0
    で、Eを友達を誘うようなノリで映画に誘ってみた。
    俺の映画や音楽の知識は、Eにもウケるらしく
    俺の好きな映画をEも同じように楽しんでくれた。
    少なくとも、Tの時みたいにわざわざあちらに合わせる必要もなく
    ほんとに一緒にいて楽だなと感じた。同時に、どうして俺となんか
    一緒にいてくれるのかなーとも感じていた。

    ある日、俺はEに恋愛についての話をしてみた。
    「Eは彼氏とかいたことあるの?」
    「当然あるよ。セフレもお金払ってくれるおじさんもいたし。」
    うーん、やっぱりEは住む世界が違うなと思った。
    「ただね、やっぱり悲しいんだ。振られちゃうと。」
    と、Eが急に寂しそうな声で話しだした。それから、俺は
    Eがつい最近振られたという話を本人から聞くことになる。


82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:22:04.40 ID:pClBZX2v0
    こういう自分語りスレって興味なかったけど、文章上手いな、読み易い


83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:22:58.03 ID:GFe4E5jvI
    なんか空気壊すようで悪いが、Eはビッチだよな

    >>83
    クソビッチではあったと思うw
    でもビッチってビッチなりに一応ポリシーあるみたいだよ。



84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:23:12.20 ID:eXmh7bSh0
    「だから、誰でもいいから慰めてもらいたいのかもしれない。」
    なんて言い始めた。もしかすると、Eは俺と関係を持ちたいのか?
    と童貞ながらに少し身構えていた。

    数日後、電話が着た。Eからだった。
    「付き合お」と軽く言われた。「うん。」と軽く俺も承諾した。
    なんだ、こんなに女って簡単に落とせるのか。と俺は冷静になっていた。

    付き合ってからのEはなかなか可愛かった。
    男が喜ぶポイントを知ってるというか、甘える時は甘えて
    そうでない時は親友のように話に乗ってくれる。理想的だった。


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:25:41.05 ID:eXmh7bSh0
    意外なことに、EとはTよりも長く続いた。
    1ヶ月ほどして、Eが俺の家に来ることになった。
    その日、うちには誰もいないと言った。ただ、それだけで
    Eもすべてを了承したかのように、「枕は二つね☆」なんて冗談をかましてきた。

    今度こそ、俺はセックスするんだろな、と思うとびっくりするぐらい
    冷静に、なおかつ落ち着いた気持ちになった。純潔の子ではない、誰かに
    抱かれたことのある女とヤるというのは、意外にも楽な気がした。


86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:27:05.86 ID:eXmh7bSh0
    結局、Eは俺の家に来た。
    来て、ゲームをして映画を見て、映画の途中で
    Eは俺の足に手をすべらせて、誘ってきた。


    えっと・・・エロ描写はどうしたらいい?
    結構鮮明に覚えてるけど書くべき?
    これからもまだ出てくるので今のうちに確認しておきたいw



87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:27:05.93 ID:pClBZX2v0
    やっとHか、長かったぜ


88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:27:40.12 ID:pClBZX2v0

    鮮 明 に 頼 む



89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:27:43.19 ID:feIYuxrjP
    思うがままに


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:28:39.34 ID:GFe4E5jvI
    >>1はEを好きだから付き合ったんだよね?

    >>90
    なんだかんだデートしてるうちにEのこと好きになってた。



91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:32:15.25 ID:eXmh7bSh0
    部屋は暗く、Eの顔も優しい微笑むような顔になっていた。
    「京介(俺の名前、仮)、愛してるよ・・・」と言って
    キスをしてくれた。Tのときのようなしつこさは無かった。
    甘い味がして、俺とキスをするためだけに今日は
    甘いものしか食べてないんじゃないかと錯覚するようなとろける甘さだった。
    舌もTのときのように遠慮気味ではなく、絡めるようにしては
    俺の歯を舐め、唇を吸い、唾液を飲み込ませてくれた。
    もう俺はギンギンに立っていたけど、為すがままにEに体を預けた。

    「少しは自分から責めなさいよ」とEに囁かれて、
    俺も自分なりにEの体を責めていった。まずは首筋から、舌を這わせて
    うなじに降りていく。Eも俺に見せるように首を出す。
    ベッドに倒れこむ。もう、俺に戸惑いは無かった。


92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:36:22.42 ID:pClBZX2v0
    エッロww 続けて続けて


93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:36:32.84 ID:eXmh7bSh0
    服を脱がせようとすると、Eは俺の手をとった。
    「服の上から外してよ」とE。
    「何を?」と俺は分からず、ぽけっとする。
    「ブラ。外せたらかっこいいよ。」
    そうか、そういえばブラなんて外したことなかった、と思いながら
    背中に手をやる。ブラの感触はするけど、どこにホックがあるのか分からない。
    服が引っ張られるんじゃないかと遠慮気味にやっていると
    「もっと強引にしないと、取れないよ。」と言われ、
    少し強引に服ごとブラのホックを外す。コツは両手でつかんで
    上下ではなく前後に外すようだ。

    「取れたね、やればできるじゃん」と言われ、またDキス。
    Eのおっぱいはキレイだった。初めて見た異性のおっぱいだったけど
    大きい方だったと思う。そして、パンティーに手をやる。
    あたたかい・・・?かはよく分からなかったけど、
    ふさっとはしていた気がする。そして少し濡れている。


94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:40:32.84 ID:eXmh7bSh0
    パンティーも脱がせた。Eも手伝ってくれて、するりと脱げた。
    そのまま放り投げる。気分はAV男優。
    手を添えると、ビラビラがくちゅっと音を鳴らして、手に触れる。
    直接見る勇気は無かった。
    「どう?」と聞かれ、「あぁ・・・濡れてるね」としか言えなかった。
    そのまま指を入れてみた。下の方に入りそうな穴があって、ずっぷりと包まれる。
    数回出し入れして、指を2本にしてみる。
    「大丈夫かな?」「大丈夫だよ」と確認しあいながら
    手まんをした。正直、難しかった。中が傷つきそうで怖かったし。

    途中でEが体を起こし、俺に抱きつく。そして、片手を下半身に添える。
    パンツごしに股間を撫でられた。玉のほうから先まで、
    ゆっくり、だけど強めに撫でられて俺も時々「あっ・・」なんて言ってしまった。


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:44:03.07 ID:eXmh7bSh0
    そして、パンツを脱がされて、Eの頭が下腹部の方へ。
    まさか!と思って下を見ようとした瞬間に、ぬるっというか
    くぷっというか、そんな感触が。どうやらフ○ラをしている。
    髪の毛でよく見えないけど、Eの頭が俺の腰で上下している。
    なかなか官能的な様子だった。頭を捻ったり、吸ったり、時に
    舌を這わせながら、俺のモノに刺激を与える。
    たまに手コキをしながら、キスをしてくる。自分のが舐められた口と
    キスする感覚はあまりイヤでは無かった。Eのことが好きだったからだろう。

    そして、固くなった俺のモノを口から外すと、カウパーと唾液が混ざった
    糸がつーっとEの唇から流れる。
    「ゴム、あるよね?」
    「はい、あります」
    と俺はせっせとコンビニで買ったコンドームの箱から
    ゴムを取り出し、それをその場で装着。Eが先の空気の抜き方とか
    向きとか教えてくれて、スムーズに付けることができた。


96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:47:31.88 ID:eXmh7bSh0
    着けたあと、Eが足を開いて俺を誘う。
    Eの上にまたがったけど、入れる場所が分からない。
    暗くて見えない俺を助けるように、俺のモノをつかんで
    それをいれてくれた。あっさり童貞卒業した。
    「入ってる・・・?」
    「うん、入ってるよ。どう?」
    「あぁ、うん。こんなもんだよねw」
    「うん、こんなもんだよww」
    なんて和やかな雰囲気になった。

    でも、初体験の俺の腰の動きはへこへこしたもので、
    やっぱり惨めだった。それでもEは終わった後
    「これから上達していけばいいさ、ね」と言ってキスしてくれた。


97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:51:00.92 ID:eXmh7bSh0
    コレが俺の初体験。
    そして、その後も何度か俺の家に来る度にEとはセックスした。
    4回目ぐらいからは俺もだいぶ上達してきて、
    Eをイかせられるようにもなっていた。
    ただ、この頃からまたTのときのような冷めた感覚に襲われるようになる。

    セックスの度に、Eは俺のことを今までの人とは違うと言ってくれる。
    でも、きっと今までの恋人にも同じことを言ったんだろうと思うと
    なんだか虚しい気持ちになる。いっそ浮気でもしたい。
    どうせEは沢山ヤってきたんだ、俺だけ違う人とヤれないなんて・・・と
    少し傲慢な考えも生まれてきていた。


100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:53:31.23 ID:eXmh7bSh0
    ある日、まるでその感情を見透かしたかのようにEが
    「そろそろ私も飽きてきたんじゃない?他の子としてみたい?」
    とセックスが終わった後に言ってきた。
    俺も賢者モードだったから
    「あぁ、してみたいね。誰か紹介してくれるの?」と乗った。
    「今度、他校の子とその子の男友達とで4人で遊ぼ。
    その時にその子に言っといてあげるから。自分で頑張ってね。」

    なんか、恋人なのかそれとも俺もセフレの一部なのか
    分からないような気分だった。


101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:56:59.00 ID:eXmh7bSh0
    4人で遊んだ日に、紹介してくれると言った子が来た。
    あんまり可愛くはなかった。色白だけど、なんかビッチ臭がする感じ。
    肌はまぁキレイだから抱けなくもないな、なんてTと付き合ってた頃の
    俺からしたら、だいぶ俺もクズになっていた。

    その日は、4人でレストランで酒を飲んで(当時高校生だったけど)
    そのままカラオケで夜まで歌った。解散するときに、Eは
    グッドラックみたいな感じで俺を見送った。男友達は帰った。
    残されたのは俺とその女。金はあった。選択肢はひとつだった。

    「ホテル、行こうか。」 俺もだいぶ冷めた人間になっていた。

103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 02:59:55.13 ID:eXmh7bSh0
    その女は生でヤらせてくれた。援交することもあるから
    ピルを飲んでる、だから中で出してもいいんだよ。
    俺の容姿を結構褒めてくれた。
    風呂でシャワーを二人で浴びてる時に、俺も自分の顔を鏡で見た。
    昔とはだいぶ違う顔つきになっていた。多分、Eと付き合うようになって
    筋トレとかが趣味になって、体系も変わっていたせいだろう。
    少なくとも、前よりはかっこいいと言われることも多くなった。

    その晩、俺は”どうでもいい女”を犯す快楽に身を投じた。
    多少乱暴に扱っても、関係無い。それがまた良かった。
    バックから、騎乗位でM字開脚にさせて、タオルで目隠しをさせて、
    正常位で激しく突きまくったりもしてやった。
    ただ、心の中はむなしくなる一方だったけど。


106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:03:01.78 ID:eXmh7bSh0
    それから、俺はEとヤりつつも、たまにその女ともヤった。
    2回ぐらい、別の女ともヤった。とにかくヤリチンだった。
    セックスだけは上手くなっていった。が、Eのことはだんだん好きでも
    なんでもなくなってきていた。Eにもそれが伝わったのだろう。

    「別れよっか、そのほうが楽だと思う」と言われて俺も
    「そうだね」とあっさり別れた。半年ぐらいの関係だった。
    でも、貴重な体験もいっぱい出来たから、今では感謝してる。

    そして、話はRに戻る。


109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:06:01.66 ID:34/ReZpH0
    俺はこんな風にはなりたくないかもな


110 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:06:40.68 ID:eXmh7bSh0
    男って、ヤると顔変わるって言うけど、
    童顔だった俺も筋トレとヤリチンでだいぶ
    男らしくなっていた気がする。あんまり自慢では無いけど
    何人かの女の子にアプローチされることもあった。

    部活に出ると、Rが珍しく話しかけてきた。
    「彼女に振られたらしいね、お疲れ様w」
    相変わらず明るくて可愛かった。
    「うん、そうだよ。まぁ俺が悪かったから別にいいんだけど」
    「そんなそんな~、ね、今度城崎の家に遊びにいきたいんだけど~」

    (は?この女、何だ・・・。)と俺は警戒した。

    「うん、別に構わないよ。どうして?」
    「なんか城崎の部屋が気になるから~w」


111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:09:02.31 ID:eXmh7bSh0
    Rという女はいつもこうだ。自分から脈があるかのように話しかけて
    調子に乗ってきた相手を振る。ようするに、構ってちゃんだった。
    初な時の俺は気付かなかったけど、その時の俺はたとえ可愛くても
    優しくされただけでコロっと落ちるほどの男ではなかった。
    Rもきっと構ってほしいだけだろうと思っていた。
    でも、せっかくならRを抱いてみるのも悪くないなぐらいに考えていた。

    「じゃあ来れば?一応、もてなすよ。友達も誘ってさ。
    面白い映画でも用意してあげるからw」

    「ほんと!?じゃあ行く行く!」

    最初は嘘だと思ってたけど、Rはほんとに俺の家に来ることになった。

112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:12:55.94 ID:eXmh7bSh0
    Rは俺に気があるような態度を見せ続けた。
    部活中にやたら話しかけきたり、メールもよくしてきた。
    俺から惚れるような態度が無いことに、いつもなら
    チヤホヤされてるRも不思議に感じていたのだろう。
    だからこそ、俺はその手には乗らないぞ、といった感じで
    冷たすぎず優しすぎない態度で接していた。

    俺の心は完全に女に対する憧れも優しさも失われていた。
    女なんてどうせ、という考えになってしまっていた。
    セッ○スだって、実際どうでもよかった。むしろ愛が欲しかったぐらいだった。
    このころになって、たまにTを思いだすこともあった。


113 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:16:14.09 ID:eXmh7bSh0
    Rは俺の家に来た。でも、友達は来なかったらしい。
    R一人で俺の家に来たのだ。ばかな奴めと思った。
    よほど世間知らずなんだな、少し怖い目にあわせてやろうかとも考えた。
    ただ、部屋で楽しそうに物色するRを見て、襲いたいとか
    そういう黒い感情ではなく、単純に「可愛い」という感情が湧いてきた。

    「今日、泊まってっていい?」突然Rが言った。
    「バカか?」と俺は少し怒り気味に言った。

    そして沈黙。結局、Rは泊まっていくことになった。
    夜まで街で時間をつぶし、夜中に俺の部屋で寝かせることになった。


114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:16:41.44 ID:3amqDYGa0
    面白いな
    こういうの好きだ


115 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:18:53.16 ID:eXmh7bSh0
    「お前、警戒心が無さすぎるんだよ」
    俺はベッドで寝てるRに言った。
    「うーうん、だって私は城崎君のこと信用してるもん。
    そういうことしないって。だから泊まってもいいかなと思ったんだよ。」

    俺はブチ切れそうになった、ナメてんじゃねえと言って
    襲ってやりたい気持ちになった。でも、そんなことはしなかった。
    なんだかんだ、Rはどうでもいい奴では無い。結構、大事な人だった。
    迂闊に手も出せない、かと言って何もしないのは男として・・・。
    なんだかこんな淡い感情、昔味わった気がするなぁと思いながら
    俺はベッドに腰掛けた。

119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:22:43.14 ID:eXmh7bSh0
    「前に、城崎君、私に告白してくれたよね。」

    いきなり壁の方を向いたままRが話しだした。

    「でね、私は人に告白されてばっかりで、自分から
    誰かを好きになったことが無かったの。
    というか、どうしたら好きになれるか分からなかった。
    だって、みんなは私の明るいところとか、優しいところとか、って言って
    好きになってくれるけど、そうしないとみんな私のこと嫌いになりそうな
    そんな気がしてね・・・」と言いながら、ぐすんと泣き始めた。

    俺は何も言わなかった。

    「ただ、城崎君なら、今のこんな弱いダメな私でも、いいかなって
    勝手に思ってたけど、迷惑だよね、ごめんね、ごめんね」
    みたいなことを途切れ途切れに話していた。

    この時、初めてRという人間を知った気がした。
    ようするに、この子も寂しかっただけなのか。
    やれやれ、どうするべきか。俺は迷っていた。
    けど、迷うよりも先に体が動いていた。


125 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:26:38.89 ID:eXmh7bSh0
    寝ているRを後ろから優しく抱きしめた。
    ただ、セックスをするために拘束するような抱きしめ方じゃなく、
    初めてTを抱きしめたときのような優しさで抱きしめた。
    Rは黙って俺の方に向き直って、泣いていた。
    頭を撫でて、そっと頭をつける。

    「無理しなくていい、そのままのRでいればいいだろ」

    あー我ながら臭いセリフを雰囲気に任せて
    ペラペラと言えるもんだなと思いながら、
    朝までそのまま過ごした。翌朝、家族が起きる前に俺はRを家まで送った。

    少しだけ、温かい感情が残った。
    アイドルのような可愛い女子が自分に弱い部分を見せてくれた。
    俺もいつの間に少しだけ泣いていた。

126 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:30:31.31 ID:eXmh7bSh0
    それから、Rはいつもどおりいろんな男子に
    明るく接していたが、俺にだけは違うようになった。
    甘えてくることもあるし、逆に冷たくしてくるようにもなった。
    つまり、人間らしくなった。だからこそ、俺しか知らないRの一部分が
    見れているようで嬉しいようでもあった。

    Rと少しでも体を近づけたのは、その晩以降一度も無かった。
    そして、それ以降誰でもいいから抱きたいなんて感情を
    抱くことも無くなっていた。Rのような純粋な子に久々に出会って
    自分も少し浄化されたかな・・・なんて考えていた。


128 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:33:45.87 ID:eXmh7bSh0
    俺は受験前にYという子と付き合い初めて、
    その子と同じ大学に行きたいなんて話をRにするようになった。

    「いいんじゃない?なかなか素敵だと思うよ~♪」
    といつもの調子でRも茶化してくる。
    でもRとの関係は恋人のようでいて、でも親友のような
    複雑な状態だったけど、仲は良かった。お互い心を許していた。

    Yはダンスを習っていて、バレンタインの日に俺に
    チョコを渡してくれたから、ホワイトデーにお返しをしたら告白してくれた子だった。
    こういう普通な子がやっぱり俺には一番合ってるなと思っていた。


129 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:36:39.59 ID:L0+98C9b0
    ここの>>1は何気に文章の構成が上手い


130 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:37:07.44 ID:eXmh7bSh0
    ただ、受験勉強もだいぶ厳しくなってきた頃に
    Yが別れようと言い出してきた。
    今まで同じ大学を目指すって頑張ってきたのに、
    それは無いんじゃないかと俺が言っても、Yは聞かない。
    どうしてと問い詰めると、ついに泣きながら帰ってしまった。

    正直、意味が分からなかった。そのことを俺はRに相談した。
    「珍しいね、城崎から私に相談するなんて」とRは話を心身に聞いてくれた。
    そして、他の女の子から理由を聞いてあげるよ、とまで言ってくれた。
    とても助かる、ありがとうと伝え、その日はわかれたが、
    後日、俺はとんでもないことを知ってしまうことになる。


131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:39:07.37 ID:r9/FC1Lf0
    T、R、EときてYでついに4人目の女の子か


132 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:40:10.75 ID:eXmh7bSh0
    「ねぇ、聞いてビックリしないでね。
    というかビックリしてもいいよ。あのね、Yはね」
    と話を聞いて、俺はビックリした。

    Yは俺の他に2人の男と付き合っていた。
    どっちもダンスの先輩だった。同じダンス教室に通っている
    女子のあいだでは結構有名だったらしい。
    普通な感じの良い子だと思っていただけに、俺のショックは計り知れなかった。

    何度かYが謝ってきた気がするけど、完全に覚えていない。
    多分、人に裏切られるようなことは今まで無かったせいもあるけど
    1ヶ月ぐらいまともに生きていけない気分で、危うく大学も落ちるところだった。
    今でもYは憎いぐらいだ。


134 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:41:59.33 ID:nMj7DHpG0

    受験シーズンにそれはキツイなw



135 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:43:26.39 ID:eXmh7bSh0
    Yは本当にひどい女だった。
    どうせなら俺の人生から消してしまいたいような存在だったが
    Yがいなければ、Yが二人の男と浮気していなければ
    俺の人生はきっと違っていただろうと思う。

    Yに裏切られた俺は、3日ほど学校を休んだ。
    ただただ具合が悪くて、外に出たくなかった。
    そんなある日、Rから電話が来た。

    「どうせYちゃんに振られて寝込んでるんだろうけど、
    私知ってるんだよ。城崎君、結構遊んだりしてたんでしょ?
    今更振られたぐらいで落ち込まないでよ」

    励ましてるのかけなしてるのか分からない電話だった。
    でも、そばにいてくれる人がいるのは嬉しかった。

137 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:46:46.20 ID:eXmh7bSh0
    「なんなら・・・うちに来る?慰めてあげるよ?w」
    と冗談気味にRは言った。気がする。
    だけど俺は打ちのめされて、判断力も鈍っていた。
    「わかった、行くよ。今日行くからな、待ってろ。」

    そう言って、いきなりRの家に行ったのだ。
    Rの家は個人商店で、店と家が近くにあるが
    普段は客が来たときは店のほうにある普段は親戚が使うスペースを
    貸すことができるという話を聞いていた。
    どうせ家で寝込んでるくらいなら、可愛いRがそばにいてくれたほうがいい。
    いきなり行ったっていいだろ、と俺はなかばヤケクソだった。
    「5時に店の前に行く、待ってろ」だけ伝えて、Rの声を聞くこともなく切った。


139 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:50:43.86 ID:eXmh7bSh0
    店の前に来た。Rはいた。
    「ほんとに来たんだ・・・」
    その日は雨が降っていて、傘もささずに俺は家を出てきていた。
    だが、そんなこともどうでもよかった。

    「そろそろ晩ご飯だから、食べてく?」とRが言おうと言いかける前に、
    俺はRに抱きついていた。俺は泣いていた。子供みたいに泣きながら
    力が抜けていった。Rは傘を持った手を後ろに回し、よしよしと俺の
    頭を撫でてくれた。Rが驚いて逃げるんじゃないかと思っていただけに、
    よけいに俺は惨めで悲しい気持ちになった。何やってんだろ・・・と
    少しだけ冷静になって、Rから体を離したけど、Rはにこにこしながら
    「まぁ、これでプラマイゼロだよね!w」と明るく言ってくれた。

140 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:52:49.35 ID:eXmh7bSh0
    今考えると、この日が人生で一番ドラマチックだった気がする。

    そして、俺は晩ご飯頂くのも悪いし、帰ると言った。
    「いや、商店の方空いてるから泊まって行きなよ。
    服びしょ濡れだから、弟の貸すし。ね?」
    女の子にそこまで言われたら断る訳には行かない。
    なにせRは可愛いし。それだけは間違いなかった。

    「じゃあ、うん・・・」と言って
    俺はRの家(厳密には自宅ではないが)に泊まらせてもらうことになった。


141 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 03:56:34.09 ID:eXmh7bSh0
    割と年季の入った建物だった。
    8時ぐらいになって、一人ぼんやりと窓の外を見ていると
    ドアが開く音がした。Rの家族かと思って、身構えた。

    が、R本人だった。
    「ふふ、ビックリした?はい、着替。
    ご飯は家族みんなが食べちゃったから、なんか作るね」
    と言って、古びたキッチンにある冷蔵庫から卵とかハムを出して焼き始めた。

    その間、後ろでエプロン姿のRを見ながら服を着替えた。
    少し小さかったけど、問題無かった。
    「ごめんね、弟、私に似て背が小さいからさw」と笑いながらR。
    なんだか夫婦みたいだなと思った。


143 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:01:22.86 ID:eXmh7bSh0
    「これでいいでしょ、我慢してね」
    と言って、トーストとハムとスクランブルエッグが出された。
    十分すぎる料理だった。
    ただただ俺はお礼を言うことしか出来なかった。
    「いいんだよ、別に。布団はそこに入ってるから、食べ終わるまで
    ここで待ってるね。どうせ城崎君は布団も自分で敷けなさそうだしねw」

    まぁ、そのとおりであった。俺はご飯を食べ終えて片付けると、
    Rも布団を敷いてくれた。

    「明日学校だから、さぼろうとしてもダメだよ。
    無理やり連れて行くからね。Yちゃんだって反省してるんだよ?」
    とRはつんつんと言ってくる。だが、俺はYの名前が出てきて
    すこしイラっとした。

    「Yの名前を出すな、気分が悪くなる。」


144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:03:35.52 ID:eXmh7bSh0
    荒げた声を出してしまったせいで、Rはびくっとした。
    「ごめんね・・・」とだけ言って、Rは出て行った。

    しまった!と思ったころには、もうRはいなかった。
    すごく虚しかった。そして悲しかった。
    もしかしたら唯一、大切に思っていた人はRだけだったかもしれないと
    これまでの数年を振り返ってみた。

    だが、雨の中移動してきた疲れもあって、だんだん俺はうとうとし始めて
    やがて布団の中で眠りに落ちていった。

    事が起きたのは、夜中だった。

148 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:07:12.29 ID:eXmh7bSh0
    ガラッという音で少し意識が覚めてきた。
    誰かが入って来た・・・Rか?と思うと、
    ゆっくり部屋の中にRが入ってきた。俺の方を見ている。
    俺は寝たフリをしていた。なるべく何も起こらないでほしかった。
    どうかR、間違ったことをしないでくれ。そう思っていた。

    だが、Rは俺の布団に近づくと、近くに腰かけた。
    そのまましばらくして、Rは俺の布団の中にもぐりこんできた。
    パジャマ姿のRの髪や体から、甘い臭いがする。いかん、これはいかん。
    俺はじっと耐えていたが、寝ているフリもそろそろ限界だった。

149 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:10:04.97 ID:eXmh7bSh0
    「悪いけど・・・起きてるぜ」
    俺がぼそっと言うと、Rは「ひゃっ!!!」と叫んで
    布団から飛び出して壁にぶつかった。
    俺もがばっと飛び起きて「大丈夫か!?」と焦った。
    「えっ・・起きてるの!?いや、そんな・・あははw」と言いながら
    Rはへなへなと座り込んだ。俺が寝てると思ってたのか。

    「どうしたんだ、パパと寝たくなったのか?」
    「・・・まぁ、そんなとこですよw あははw」

    Rは語尾にあははしか付けず、終始落ち着かない様子だった。
    しばらく、お互いに沈黙が続いた。

    「布団、入れば。」

    「うん。」

    というやりとりだけがあって、Rは俺の布団の中に潜ってきた。

150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:12:33.26 ID:eXmh7bSh0
    「前にもこんなことあったな」
    俺はRに背中を向けながら言った。
    「そうだね、こんな感じで・・・」
    とRは後ろから俺を抱きしめてきた。
    一瞬、ドキッとして俺はビクリと動いた。
    「なに本気にしてんのwやめてw」とRは体を離す。
    俺はRの方に向き直した。
    その時の俺は、険しい顔をしていたと思う。

    「こんな時間に来て、どうしたんだよ。」

    「いや、それは・・・」

    Rはもじもじとした。大体俺ももう予感は出来ていた。
    たぶん、Rは俺のことを好きなんだろう。だから、俺も
    それなりの誠意を見せなくてはいけないなと思っていた。


151 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:16:26.70 ID:eXmh7bSh0
    「ごめん」
    なぜか俺は謝っていた。Rも謝った。

    「なんだかんだ、俺たち寂しい二人だよな。
    モテるのに誰とも付き合えてないRと
    友達もいないのに女遊びだけは沢山してきた俺ってさ、はは」
    「そ、そうだね、あははw」

    ・・・

    辺りに漂う沈黙、Rはうつむいている。
    何かを待っているような様子だった。
    しょうがない、やるしか無いか。久しくこんなドキドキは無かったなと思った。

    「R、目を瞑れ」

    「あっ・・・・うん」

    そう言って、Rは目を瞑った。


153 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:18:39.87 ID:eXmh7bSh0
    Rの肩に手をかけて、そっと近づいた。
    触れるような、優しいキスをした。

    Rの体がぴくっと小さく動いて、「ん・・」と声を漏らした。
    今までの人生で一番人が愛しく見えた瞬間だった。

    「初めてか?」と俺が聞くとRは黙って頷いた。

    あちゃーと思った俺は、そのまま勢いで
    「誰かとしたことあるか?」と聞いた。

    「・・・無い、何にも。」

    とRはしょんぼりした声で言った。


154 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:20:29.41 ID:kHRpepGY0

    (´・ω・`)



155 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:23:00.16 ID:eXmh7bSh0
    俺は暗い部屋の中で同じ布団に寝てるRを見た。可愛いと思った。
    「怖かったら、すぐにやめよう」
    そう言って、俺はRにもう一度キスした。
    Rも「うん」と小さく頷いた。

    Rの肩に手をかけて、耳に唇を近づけた。それを甘噛みする。
    Rの体が縮こまって、「やんっ・・・」と反応する。
    そのまま首筋に這わせて、またキスをする。
    (あぁ、なんか書いてて懐かしくなってきた)

    「脱がせるよ」と言うと、Rはまた黙って頷いた。
    パジャマの上からブラのホックを慣れた手つきで素早く外す。
    当然、驚くR。「え!?なにこれ!?」
    「昔、教わった特技だよ、ほら」と言って、パジャマの中から
    ブラをするすると取り出して、床に置いた。



156 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:23:57.38 ID:yQM6QbT30

    今日学んだ事服の上からブラははずせる



157 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:26:35.95 ID:eXmh7bSh0
    「やっぱり、やめとこうか」
    なぜか俺は申し訳なさを感じていた。

    「ううん、いいの。城崎君も私のこと慰めてくれたでしょ。」
    「いや、あれとこれは全然違うだろ・・・」
    「あはw」
    とRは明るくいつもの調子で笑った。

    「じゃ、遠慮なくw」と俺も明るい調子で言った。

    Rのパジャマの上を脱がせると、Rはさっと布団の中に逃げる。
    「やっぱ恥ずかしい・・・」
    「そういうお決まりのいらないから」
    と言って、俺は布団を投げ捨てる。
    裸になったRの上半身。不思議な光景だった。


159 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:29:33.62 ID:UgDmEiAFQ
    ああああああああああああああああ!!!!!!羨ましいぜぇええええ!!!!!!!!!

    チクショウ!チクショウ!チクショウ!!



160 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 04:29:52.06 ID:eXmh7bSh0
    「下もだよ」
    と言うと、Rが「城崎君が先に脱ぎなさい」と言って
    むっとした顔をした。俺はすぐに脱いだ。
    「ほら、脱げ。」
    「えっそんなあっさり脱がなくても・・・」
    と言いつつ、Rは俺が下を脱がせようとすると、すぐに脱いでくれた。

    お互い裸で布団の上に同じ枕に頭を乗せて向かい合っていた。

    素肌でRの体に触れると、柔らかい感じがする。
    胸に手を添える。乳首が寒さのせいか、少し立っている。
    あまり大きい胸ではないけど、愛しい感じがした。
    髪を撫でて、またキスをする。この時俺は、初めて愛のある
    性交とは何かということをぼんやりと考えていた。


191 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:45:35.25 ID:eXmh7bSh0
    「するよ」
    最終確認のようにRにそう言った。
    しばらく沈黙して、Rがコクリと頷く。

    その後はもう犯すような愛撫だった。
    最初に胸を責めて、どこが感じるかを探る。
    乳首の周りを舌で押すように這わせたり、強く吸ったり
    優しく先を撫でてあげたりしてるうちに、Rの感じるポイントを
    押さえていく。Rも最初はくすぐったそうにしていたが、
    だんだん自分の感じるポイントを責められ続けて声も甘くなる。
    まだ下には触らないほうがいいだろうな、と思って
    今度はDキスをする。Rも受け入れる。
    頭の中では、(ごめん、R)と(好きだ、R)が繰り返される。

    今でもはっきり思い出せますねぇ


192 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:45:39.32 ID:yXbw7loQ0
    >>1がこんなドラマチックで充実した高校生活を送っている中
    俺はぼっちでなにもない高校生活を送っていたなぁ
    ああ、鬱くなってきた・・・早く続きを・・・・不幸な展開を頼む


193 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:50:31.49 ID:38U+8uil0
    この時はいまから正確に何年前なんだ?

    >>193 何年前だろ・・・5年か6年かそのへんかね?



194 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:51:29.93 ID:eXmh7bSh0
    時々「しろっさきくんっ・・はげしっ・・まってっ」と
    Rが懇願するような声を出すが、そんなのは無視した
    もう俺だけの女になってしまえばいい、そんな気持ちだった
    ただ、今までと違うのは俺が抱いているのは可愛い子。
    そして心から一番好きだったんだな、と思っていた子だったこと。

    20分ほどの愛撫で、Rもぐったりした。そろそろ下に手を出すか・・・。
    そう考えていると、Rの嗚咽が聞こえ始めた。(え?)

    「どうした、痛かったか」
    「ううん、違うの・・・ よく分からないけど、すごく嬉しい
    もしかしたら、城崎君のことね、前から・・・」
    何か言いたそうにするRの口を塞ぐ。もう分かってる
    この一夜が明けたら、Rはもう俺の女になっている。
    Rを大切にしよう。そしてRと同じ大学に行こう。

    「下、触るよ。痛かったら言ってね」
    「うん」

    Rの声に迷いは無かった。


195 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:54:53.14 ID:eXmh7bSh0
    俺のモノにRの手を添える。背が小さいRの手は、まるで子供のような手で
    ぴとりと触れているのが、いつも誰かににこやかに手を振る
    明るいRの手なんだと思うと、俺のモノは更に脈打って大きくなる。

    「これ、入れるよ」

    Rは不安そうな顔になる。俺はキスをしながら頭を撫でた。
    女の緊張感を解いて安心させるにはこれが一番だ。

    俺は布団から体を起こし、脱いだズボンの財布に入ってる
    予備のコンドームを取り出した。そしてそれをRに背を向けて付ける。


196 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 08:57:35.77 ID:9ERCSMgB0
    くそっ!Rは!Rは誰似なんだ!!!

    >>196
    最近思ったけど、多部未華子を4倍ぐらい可愛くした感じ。
    分かるかなあ~モデルとかのような可愛さではなく、可愛らしくて可愛い。
    それを髪型をショートにした人を想像してくださいw


197 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:00:15.55 ID:eXmh7bSh0
    Rの上にまたがる。正直、一番戸惑っていたのは俺だ。
    初めての子を相手にするのは、実は俺が初めてだった。
    なんだか笑えた。あんなにいろんな女とヤったのに、
    俺は一度も童貞なんて卒業していなかったのかもしれない。
    ただ、女とセックスをしていただけだったのかもしれない。
    今Rとしているこの行為こそが、きっとみんなの求める
    本当のセックスなんだろうな・・・と考えていた。

    小さいRを上から抱きしめた。Rの香りがする。
    とたんに、Tとの事を思い出した。俺はRを抱きたくなくなりかけた。
    何も今する必要は・・・、胸が苦しくなりはじめた。

198 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:04:25.18 ID:eXmh7bSh0
    「今じゃなくてもいいんだよ、やめるか?」
    いきなり俺がしゃべって、Rは不意を突かれたようだった。
    「・・・城崎君、優しいね、あはは」
    と言って、Rは静かに泣き始めた。俺も悲しくなってきた。
    もう犯そうなんて気持ちも無くなっていた。

    「いいんだ、これからゆっくり時間をかけていこう」

    実質、Rとの交際はこの日から始まったけど、周りには堂々とRと
    付き合っているとは言えなかった。Rには友達も多いし、狙っている男子も多い。
    俺の親友も二人ぐらいRが好きだったと後々知ることになる。


199 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:09:01.05 ID:eXmh7bSh0
    俺はRに服を着せた。Rも黙って俺に着させられた。
    上着を着せて、もう一度キスをした。

    「まだ、学校のみんなにはバレない方がいい。
    受験前なのに何やってんだって怒られそうだからなw」

    「あはw そうだよね。分かった、内緒にしとく。」

    今まで彼氏のいなかったRが誰かと付き合ってるという噂自体
    聞いたことが無かった。それも当然、Rはこんなに可愛いのに
    男性経験は皆無だったのだから。

    そして、俺とRは無事に志望大学も合格した。
    特に不安では無かった。Yと行くつもりの大学はもっと
    難しい大学だったから。美人は人をダメにするよなーなんて考えながら
    俺の大学生活は始まった。


200 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:13:34.20 ID:eXmh7bSh0
    大学では、同じ高校だった奴も何人かいたけど
    Rと俺は堂々と交際していた。
    一緒に映画観に行ったり、ラーメン食べに行ったり、と普通の
    恋人がやることを当たり前のようにしていた。
    Rは付き合う前と同じような態度で接してくれた。
    決してTのように人を好きなって、豹変したりはしなかった。
    ただ、明るくてどこか賢いのに抜けている、そんなRだった。

    結局、Rを抱くこともなく、3回生になった。
    高校から続けていた部活と同じ部に入った俺たちは
    サークルには入ろうとしなかった。というのは嘘である。
    俺は麻雀サークルには入っていた。Rは時々
    「おじさんがたがポン!とか言いながらやってるんでしょ、あーやだやだw」
    と感想を述べてくれることもあったけど、それなりに楽しい大学生活だった。


201 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:16:12.55 ID:eXmh7bSh0
    ある日、散歩していた時にRからいきなり
    「明日、空いてるんだ」と言われた。
    「ん、じゃあ明日遊ぼうか」と言うと
    「いや、・・・違うの。どこか、泊まっていかないってこと・・・」

    Rはうつむいた。恥ずかしくなるとうつむくのがRの癖だった。
    俺も、Rが周りに彼氏とHはしてないのと聞かれたりして、
    そろそろ焦っているのかなと思った。可愛い子で、人並みに
    そういうことは考える訳か、とも思った。

    「いいよ、じゃあ連れて行ってあげる」

    俺は、Rをラブホテルに連れて行くことにした。


203 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:20:00.21 ID:eXmh7bSh0
    ホテルの近くのコンビニでご飯とかを買って、
    中に入る。フロントには人がいる。
    高校生の時と違って、俺もだいぶ堂々としていたものだ。

    利用時間を宿泊にして、Rと一緒に部屋を選ぶ。
    「この部屋でいいよな」お姫様ベッドのある部屋だった。
    無知なRはとりあえず感動していた。「おー!」とか「すげー」とか
    時々つぶやきながら、俺に黙って付いて行った。


    部屋に入ると、なんだか懐かしい感じがした。
    久しくホテルにも来てないな・・・と思った。
    おかしな話である、高校生のときのほうが大学生の今よりも
    女遊びをしていたなんて。


204 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:24:09.16 ID:eXmh7bSh0
    一緒にシャワーを浴びて、風呂に入った。
    Rの髪を洗ってやり、体にボディソープを塗ってあげた。
    次第に俺も興奮してくる。Rの体は前よりも大人っぽくなっていた。
    前にRの裸を見たのが受験前か・・なんて考えていた。

    風呂から上がって髪を乾かすR。ガウンを羽織っている。
    俺は腰タオル1枚で堂々としていた。筋トレした甲斐がある。

    「先にベッドで待ってるよ」そう言って、俺は一人でお姫様ベッドを堪能。

205 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:27:36.08 ID:eXmh7bSh0
    何度見てもRは可愛かった。美人は3日で飽きるというが
    それは美人の話であって、性格も見た目も可愛いRはいつ見ても
    どれだけ話してもどれだけ会っても飽きることはなかった。

    「じゃ、今日こそするよ。」
    「今日こそって何、まるで前できなかったみたいな言い方・・・」

    くすくすと二人で笑う。Rの頭を撫でてやり、キスをした。
    いきなりDキスから始まった。Rを抱き寄せる。
    「んっ・・・はぁっ」とRの声を拾うように唇に吸いつく。
    手を握る。キスをする。首筋を舐める。胸を揉む。
    下腹をくすぐる。耳を噛む。とにかく、Rの体を味わいつくした。
    足を舐めようとしたら顔を蹴られた。


206 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:29:03.51 ID:R8VYrtpVP
    >>1の女性経験はちょっと羨ましいが、同じ経験はしたくないなw
    そんな俺は、嫁としかヤったことがない。
    たぶん、生涯で他の女とヤることはもうないんだろうな・・・

    支援

    >>206
    あの時悪友にEを紹介されていなければなぁ・・と思うw



207 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:32:29.84 ID:eXmh7bSh0
    予め用意したゴムをつけようと、封を切った。
    すると、Rが制するように手に触れる。
    「それ、つけなくていいよ・・・」
    なんだこいつ、もしかして俺の知らないところで
    誰かに抱かれたのか、そんな予感が走る。
    俺の顔は険しくなっていたのだろう。
    「ご、ごめん!別に、いやなら・・・いいの・・・・」
    女というのはよく分からないなと思った。
    俺はゴムを付けた。

    Rに股を開かせ、指を入れる。きれいな陰部だった。
    毛が細く、外側にひらいておらず、肉厚で内側にとじていた。
    ふーん、これならしてもいいかな。と思い、これは頭を近づける。

    「ちょ!何すんの!?」とRは手で俺を押しのけようとしたが
    俺は構わず抑えつけてク○ニした。無味無臭だった。
    まぁ風呂場で洗わせたおかげかなとも思ったけど、なんだか安心した。


208 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 09:36:35.79 ID:eXmh7bSh0
    Rの顔は快感でぼーっとしていた。
    上からまたがる。キスをして、髪をなでる。Rも落ち着いてくる。
    そして、足を広げて、いよいよ挿入だった。
    ゆっくり、ゆっくり、慎重に薄いガラスを扱うように入れた。
    処女膜のせいか分からないけど、先に何か当たる感じがした。
    無理に入れたら破れて血が出る。少しずつ、ほぐすように広げた。

    Rも枕を抱きしめて我慢していた。俺もなぜか苦しかった。
    だが、やがて俺のモノが完全に入り切る。ゆっくりと引き抜くと
    血が少しついていた。それをティッシュで拭きとってやる。
    あぁ、この子は俺に処女を捧げてくれたんだなと思った。
    途端に愛しくなって、俺は少し泣きながらRを抱きしめた。
    一生大事にしてやろうと心に決めた。




216 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/03(火) 10:20:46.41 ID:DXFRTfY20
    やっと追いついた
    楽しく読ませてもらってます
    一冊本かけるんじゃね?

    俺は今から多分青春になる高校1年生なんだが
    最初の>>1と一緒で女とあんまり話したこと無い
    学校は共学だが同じ学科には、DQNの女しかいない

    いい青春送れるかなぁ




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