２０２２年サッカーＷ杯、日本落選　カタール初開催

　【チューリヒ（スイス）＝共同】国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は２日、当地で理事会を開き、２２人の理事の投票でワールドカップ（Ｗ杯）２大会の開催地を決め、２０２２年大会は招致を目指した日本が落選して中東初のカタールとなった。日本は初の単独開催を逃した。

　１８年大会には旧ソ連、東欧で初開催となるロシアを選んだ。ロシアは１４年ソチ五輪に続いてビッグイベントを開く。

　２２年大会には日本、カタールのほか韓国、オーストラリア、米国が立候補。小倉純二・日本招致委員会委員長（日本サッカー協会会長）によると、投票では１回目でオーストラリアが落ち、２回目で日本が落選した。３回目で韓国が脱落、最後はカタールが米国を上回った。日本は最先端技術を導入した「次世代Ｗ杯」を掲げたが浸透せず、０２年大会を韓国と共催したばかりというマイナス要素を覆せなかった。