米韓軍事演習 本格的訓練に入る
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米韓軍事演習 本格的訓練に入る

11月29日 19時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

朝鮮半島西側の黄海で行われている、韓国軍とアメリカ軍の合同軍事演習は、2日目の29日、原子力空母やイージス艦のほか、戦闘機などが参加して、海上での戦闘や空中戦を想定した本格的な訓練に入りました。

28日から4日間の日程で朝鮮半島西側の黄海で始まった米韓の合同軍事演習には、およそ70機の艦載機を載せた原子力空母「ジョージ・ワシントン」と4隻のイージス艦などのほか、F16戦闘機や、地上での戦闘に投入されるA10攻撃機も参加しています。また、韓国軍からは、イージス艦の「セジョン(世宗)大王」など6隻の艦艇に加え、F15戦闘機などが参加しています。演習2日目の29日は、韓国の領海や領空に敵が侵入したことを想定して、本格的な訓練に入り、米韓の艦艇に攻撃を行おうとする敵の航空機を艦載機で迎え撃つ訓練などが行われています。また、今回の演習には、「ジョイントスターズ」と呼ばれる、地上を監視するための航空機も参加していると、韓国のメディアは伝えています。この航空機は、250キロ離れた地上兵力などの動きも高性能レーダーで逐一捕らえて地上作戦を指揮することができ、北朝鮮のさらなる攻撃に反撃する事態も視野に入れていることをうかがわせています。アメリカ軍と韓国軍は、今回の演習を通じて、あらためて連携を確認し、北朝鮮の軍事的挑発を断固として押さえ込む姿勢を示したい考えです。