〇 日本におけるコンベア ライナー
中井さんのアルバムから中日本航空時代のコンベアCV440の写真が出てきましたので、かねての宣言どおり日本におけるコンベアCV240研究をコンベアライナー研究に昇格させ、440と340 4機の経歴をアップしました。
ただし、写真等が不十分なので、お気付きのものを提供してくださるようお願いします。
440は、ローカル各社の240に先駆けて全日空が導入しました。ダグラスDC-3の遅い、暑い、寒い、耳ツンで悩んでいたお客とスチュワーデスは、前輪式のスマートな440メトロポリタンの与圧機内に大喜びで、月見飛行とか機内結婚式まで行う熱狂ぶりでしたが、時をおかずにバイカウントが増えてくると幹線の座を奪われ、ボーイング727の登場で完全にお払い箱となり、ローカルへ回そうにも、そこにはフレンドシップが居るという訳で、2機が中日本航空へリース
ということになります。
しかし、中日本航空においても440の活躍の期間はわずかであり、借り受けた半年後には路線そのものを全日空に移譲し、定期旅客運送から手を引いてしまいました。ただ、4機とも事故歴もなく外国へ引き取られていき、ターボプロップに換装されてCV660になったものなどいい生涯を送ったらしいのがうれしいです。
さて、日本におけるコンベアライナーというからには、
880も含めるか?
でも、あの雷の親玉のような物凄い爆音のジェット機と、レシプロ中型機の極致ともいうべき240と440を一緒にする気がどうしても起きません。ご勘弁ください。(その昔、大阪国際空港そばの梅田花き市場で、
ハッパチが頭上にくるとセリ人の声が聞こえなく場面を経験していましてね‥)
〇
ブルーインパルス史上最高の感動演技とブルーインパルス写真の最高傑作について
(日替わりメモ11月20日関連 T64-2)

[撮影データ : 想像もありますが、次のとおりと記憶しています。geta-o]
使用カメラ CANON
P
レンズ CANON 50mm
f 1.8
使用フィルム ネオパン F(ASA=64に増感)
シャッタースピード 1/500
絞り 5.6
撮影場所 渋谷 東京文化会館の屋上
[解説 : かつお]
★ 使用カメラ
Canon P ・・・キャノン
ポピュレールという名称で出ましたが後にPになったと記憶します。名称のとおり《レンジファインダー型フォーカルプレーンシャッターの》普及型です。
★ レ ン ズ Canon 50mm f1.8
・・・
キャノン 標準レンズでは代表的なものです。
★ 使用フィルム ネオパンF(ASA=64に増感)・・・ネオパンFの本来の感度はASA32ですが、それを感度2倍に増感しています。増感とは、撮影時に本来のASA32のフィルムをASA64として撮影します。
通常の標準現像液・現像時間で処理すると、当然露出1/2不足のネガが出来ます。これを増感現像液で強力現像(押し出し)をするわけです。その増感現像液にはパンドール(FujiFilm?) コニドール・スーパー(小西六)などがありましたが、僅かな現像液温度差、現像時間差で撮影時に増感前提設定(決めた)ASAに見合った現像が出来ます。
一般的には温度標準20℃厳守で、決められた時間現像すると露出不足分を補填、通常濃度のネガを得るというものです。ただしネオパンF・S・SSは2倍増感が限度とされていたように記憶しますが、SSSなら現像時間設定次第で本来のASA200→400→800→(1600)まで処理できました。1600になるとさすが粒子の荒れが目立つし、軟調気味(私の経験)になるので大伸ばしには不適とされ、通常は800が限度、1600は特殊用途に途に限定されたようでした。
★ スピードと絞りは説明不要
★ geta-oさんは、空が画面の殆どを占める飛行中の航空機を撮影するに当たり、モノクロフィルムでの「空」は大伸ばしすると《中間色部分特有の》粒子が目立つことを充分心得ていて、敢えて低感度《超》微粒子のFを選び、被写体が動体なので増感手段を選んでシャッター速度を1段稼いだものと思います。
佐伯から : 撮影者の技量と解説者の知識に脱帽です。ありがとうございました。敢えて付け加えれば、輪と空間のデザイン処理が秀抜です。輪がこれより小さくても大きくても駄目ですね。ブルー50周年記念で各雑誌に作品が載っていますが、個人的には、このモノクロ写真に勝るものは見当たりません。
〇 1959〜1962年の航空情報を探しています
当方、古本屋を漁って大体は揃えていますが、特に下記の時期の号が欠落していて情報不足に悩んでいます。どなたかお譲りくださるか、又はネットオークションに出ているのを知らせください。お願いします。求むとある13冊がそれです。
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1月号 |
2月号 |
3月号 |
4月号 |
5月号 |
6月号 |
7月号 |
8月号 |
9月号 |
10月号 |
11月号 |
12月号 |
1959年 |
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求む |
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求む |
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1960年 |
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1961年 |
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1962年 |
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