思春期の娘と良い関係をつくるための父親の接し方
2010/11/30 15:15【 はじめに 】
思春期以降の娘と接するのは、男親としてはだんだんと難しくなってきます。時に凄く険悪な関係に陥ってしまったり、娘から無視されたりという状況になってしまいます。そこで今回のライフレシピでは、思春期の娘に対する父親の接し方について紹介します。
【 娘はどこにイライラするのか? 】
◆ 人のせい、社会のせいにする
思春期は、男女問わず自分や常識、正しさなどについて非常に思い悩む時期です。常識への反発心が強いため、父親の「常識がないのか?」「あの子はちゃんとやっているのに、お前はダメじゃないか?」といった言葉に納得することは難しいです。
◆ 性的な問題
思春期以降は、生理もはじまるので性の問題について、女の子は非常に敏感で難しくなります。そんな時期に父親がパンツ一丁で歩き回ったり、スキンシップなどをしてきても反発されるのが関の山です。
◆ くどくど叱る
何度も何度も「勉強しなさい」と言われたり、お説教を長々とされるのは我々大人でもイヤですよね。いけないことはいけないと、しっかり伝えることは大切ですが、その伝え方も工夫する必要があります。
【 具体的な接し方 】
◆ 自分の意見を娘に伝える
例えば遅刻を叱るときであっても、「遅刻するとは、なんて常識はずれなんだ」というよりも、「自分は人との約束は大切だと思っている。だから遅刻は許せない」といわれたほうが納得しやすいですよね。このように、叱るときには特に「父親自身」が自分でどう考えるのかを伝えてあげた方が納得されやすいです。また、自分の考え方を娘に伝えるので、1つの教育の機会ともいえます。
◆ 適切な距離感をはかる
娘も思春期で変化をするため、父親も距離のとり方を変えていく必要があります。スキンシップなどは控え、徐々に一人の大人として対応する機会を増やしていきましょう。
◆ 短い言葉でハッキリと伝える
思春期以降になると、短い言葉からも相手の意図を読み取ることができるようになりますし、クドクド言われるとウザッたく感じます。そこで、短い言葉でハッキリと思いを伝えることが有効です。「最近、勉強頑張ってるな」とか、「元気に部活をやってるのを見て、なんだか嬉しいよ」といった感じです。
◆ 娘を認める機会をつくる
上の内容ともかぶりますが、叱ってばかりではなく、きちんと認める機会をつくりましょう。大人の私たちでも、人から認められたら嬉しいですよね。思春期にさしかかると、中々素直に喜んではくれませんが、キット子どもには伝わるはずです。
【 おわりに 】
相手の変化を認め、自分の接し方も考えるのが人間関係の基本です。親子であってもそれは同じです。お互いに真摯に向き合うことは大変ですが、それを繰り返すことによって絆が深まっていくと思います。
(著者/nanapiユーザー:adgt)
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