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2010年12月1日(水) 19:30 |
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農家の秘策、歳暮に岡山特産ブドウ
歳暮商戦が続いていますが、皆さんのもとにこんなものが歳暮で届いたら、驚かれるでしょうか? 岡山の特産ブドウです。 秋に収穫したブドウを新鮮なまま、どう保存するか?そこに農家の秘策があります。
高梁市川上町にある農業振興センターです。 この施設内にある一室に案内してもらいました。 この施設は氷温室と呼ばれています。 保存されているのは、今年10月に収穫された瀬戸ジャイアンツです。 氷温室は、高梁市が2008年に大手電気製造会社から購入しました。 室内の温度は食品が凍る直前の0.5度前後に設定されています。さらに、乾燥を防ぐための装置がついていて葡萄の鮮度や味を2ヶ月間保つことができます。 高梁市の葡萄農家29件は昨年、氷温ぶどう施設利用組合を立ち上げました。 昨年は瀬戸ジャイアンツ約2500房を東京や大阪市場へ出荷しました。 シーズンに比べ、3割程高い一房2500円〜3500円で取引されたということです。 今年は1500房と少な目ですが、粒が大きく糖度の高いものが厳選されました。 高梁市の農家の人たちが、汗と知恵を絞って実現させました。 農家にとって、産地間での競争が激しくなる中での、生き残り策でもあります。
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