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父は著名画家 介護サイトで木嶋容疑者と知り合う?

2010年12月1日16時35分

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 連続不審死事件をめぐり、木嶋佳苗容疑者(36)に殺害されたとされる安藤建三さんは、もともと東京都内の運送会社などに勤務していたが、十数年前に千葉県野田市内に引っ越した。その後、妻と死別し、事件当時は会社員の長男と2人暮らしだったという。

 長男によると、普段はほとんど外出することはなく、自室のパソコンでインターネットをするなどして過ごしていたという。殺害されたとされる他の2人の男性は、ネットの「婚活サイト」で木嶋容疑者と出会って交際するようになったとされるが、安藤さんも、ネットの介護サービス紹介サイトを通じて木嶋佳苗容疑者と知り合い、ヘルパーとして自宅に呼ぶようになったようだという。

 長男は「父は決して体が悪かったわけではない。しかし、日中、家の中に1人でいるのが心細くてヘルパーを頼んだのだろう」と言う。

 安藤さんは子どものころを京都府で過ごした。父・義茂氏は洋画を中心に数多くの作品を残している著名な画家。実家は京都府内にあったが帰省することはほとんどなく、親族との付き合いは薄かったという。

 親族の女性は「30年くらい前に急に家を訪ねてきたが、それ以降は音信不通だった。無口だが、温厚な人だった。亡くなっていたことも、一連の木嶋容疑者のニュースの中で初めて知った」と話した。

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