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浦和U21山村獲り「特別指定」として検討

アジア大会では主将としてチームを引っ張った山村
アジア大会では主将としてチームを引っ張った山村

 浦和が来季、広州アジア大会で金メダルを獲得したU-21(21歳以下)日本代表MF山村和也(21=流通経大)を大学に所属しながらJ公式戦に出場できる「特別指定選手」として、受け入れを検討していることが1日、分かった。山村は現在大学3年で、プロ入りは12年春となるが、既に浦和側は本人サイドに獲得の意思を打診済み。いち早くJ1でレベルアップを図る環境を提供して、来春にも進路を決める山村の獲得へ猛アタックする方針だ。

 来季ペトロビッチ新監督を迎えてリーグ王座奪回を目指す浦和が、次世代を担う大物獲得へ先手を打つ。12年シーズンでの補強の目玉として、今季中から山村の動向を徹底マークしてきたが、アジア大会の全7試合で先発して優勝の原動力となり、注目度が大幅アップ。鹿島や横浜なども興味を持っており、柱谷GMは「既にこちらの(獲得の)意思は伝えてあるし、そういうこと(特別指定)を考えている」と来季からの受け入れ態勢を整え、山村側に誠意を示すつもりだ。

 山村は今年1月のアジア杯予選イエメン戦でA代表デビュー。W杯南アフリカ大会ではサポートメンバーに選ばれ、来年1月開幕のアジア杯(カタール)でザッケローニ監督率いる日本代表メンバーに招集される可能性もある。来季は大学リーグ、A代表、五輪アジア予選でフル稼働が予想され、山村側はプレーに集中するためにシーズン開幕前には進路を決定、特別指定選手としてプロ入りするクラブに所属する考えだ。

 茨城・龍ケ崎市への通学圏内で、J屈指の施設と人材を誇る浦和を活動拠点にできれば、山村にとってメリットは大きい。個人のレベルアップを図れるうえ、チームや環境に適応する期間も十分に確保できるため、12年に迎えるプロ1年目の下地を築ける。浦和側にとっても事実上、公式戦に出場可能な戦力となるため、柱谷GMは「ボランチやセンターバックとして活躍を期待したい。積極的に練習参加を呼びかけたい」という。今後は大学側と日程を調整し、早ければ年内、もしくは春季キャンプへの参加を要請する方針だ。

 浦和は来季、新潟から日本代表DF永田の移籍加入が決定。再来年に山村が加われば、現在18歳の岡本から35歳の山田暢まで幅広い世代の守備陣がそろう。低迷脱出から新たな黄金時代へ、着々と戦力を整える。

 [2010年12月2日8時14分 紙面から]


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