『ガレージキット』とは、ことば通りガレージ(車庫)で生産される模型・・・・といったイメージの模型です。ガレージキット誕生の1980年代前半は、まさに小さな模型店や個人が、大手模型メーカーが発売しないキャラクターなどを、ほんのわずかな設備投資や開発費によって製造できる夢のような手法でした。以降20年以上が経し、当時小さかった各製造元の規模も非常に大きくなりキットの品質も飛躍的に向上しましたが、市場の変化によりどちらかというとアイテムとしては需要が少なくなっているようです。

 『ガレージキット』の素材としては、レジン(キャスト)、ホワイトメタル、FRP、ソフトビニール(ソフビ・塩化ビニール)などありますが、『もんすたぁえっぐ』ではレジンを主な素材とした製品を主に取り扱っています。

 レジンとは何・・?という方も多くなりました。レジン製品とは2種類の液体を混ぜ合わせ、それを製品の外観のディテールをもつ型(主にシリコンゴム製)に流し込み、一定の時間が経過した後に混合された液体(レジン)が型の中で硬化し、型内のディテールを複製した物ができあがった物をいいます。素材の特徴としては、プラモデルなどの素材であるスチロール樹脂より切削性がよく、落下などの衝撃にもある程度強い、また接着・塗装もプラモデルとほぼ同様に可能といっていいという点があげられます。
 
 レジン製品の最大の特徴は、1つのプラモデルを生産するための金型作りには数千万円の開発資金と非常に高価な製造用設備が必要なのにくらべ、1アイテム数万円程度のシリコン型の材料費と、比較的小規模な設備で製造できてしまう点です。こういった違いから商業的に採算の合わない製品でも、比較的簡単に製品化が可能という利点があげられます。
 
 現在は過去製品化がありえないと思われていたキャラクターなどがどんどん大手メーカーなどから玩具として製品化される時代となりました。『もんすたぁえっぐ』では、そういうなかでも製品化されない海外SF映画やテレビ番組のキャラクターやメカなどのガレージキットやハンドメイド完成品を取り扱い続けたいと思っています。

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