2010年10月5日 20時48分 更新:10月6日 1時0分
5日のニューヨーク外国為替市場は、円相場が一時、1ドル=82円90銭台に上昇した。82円台は、日本政府・日銀が円売り介入に踏み切った9月15日以来の円高水準。米国が追加金融緩和に踏み切るとの観測が根強く、円買い・ドル売りが進んだ。これに先立つ5日の東京外国為替市場は、日銀の実質ゼロ金利政策などを受け、円相場は一時、1ドル=83円99銭と約1週間ぶりの円安水準に急落したが、その後はじわじわと円が買い戻され、午後5時時点では前日比27銭円安・ドル高の1ドル=83円50~51銭だった。
また、5日の東京株式市場は、日銀の金融緩和がひとまず好感され、日経平均株価の終値は前日比137円70銭高の9518円76銭と、約1週間ぶりに9500円台を回復した。【田所柳子】