北朝鮮:金総書記の合同訓練視察、正恩氏が同行

2010年10月5日 20時38分 更新:10月6日 0時29分

 【北京・米村耕一】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が朝鮮労働党創建65周年にあたって行われた朝鮮人民軍第851軍部隊の合同訓練を視察し、金総書記の三男である金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委員会副委員長が同行したと報じた。視察日は明らかにしていない。北朝鮮の国営メディアが金総書記の同行者として正恩氏の名前を報じるのは初めて。

 正恩氏の後見役とされる金総書記の妹金慶喜(キム・ギョンヒ)党部長や夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長、正恩氏と共に中央軍事委副委員長に選出された李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長(政治局常務委員)ら、正恩氏と関係の深い幹部も同行した。

 朝鮮中央通信は、同行した幹部として、政治局常務委員である崔永林(チェ・ヨンリム)首相、李総参謀長に続く3人目に正恩氏の名前を報道。党内序列で政治局常務委員に次ぐ位置にあることを示唆した。

 ラヂオプレス(RP)によると、朝鮮中央テレビは同日午後10時(日本時間同)台の定時ニュースで金総書記の視察を報じるとともに関連写真4枚を放映。このうち2枚は、金総書記と軍人らとの集合写真で、正恩氏とみられる人物も写っていた。写真自体は6日未明まで配信されていない。

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