新幹線:「さくら」博多駅に初の入線

2010年10月4日 13時57分 更新:10月4日 15時12分

初めて新鳥栖駅以北を試験走行し、JR博多駅に入線したJR九州の新幹線「さくら」=福岡市博多区で2010年10月4日午前1時46分、山下恭二撮影
初めて新鳥栖駅以北を試験走行し、JR博多駅に入線したJR九州の新幹線「さくら」=福岡市博多区で2010年10月4日午前1時46分、山下恭二撮影

 来年3月に全線開業する九州新幹線と山陽新幹線を直通運転するN700系「さくら」(8両編成)が4日未明、福岡市博多区のJR博多駅に入線した。熊本総合車両基地(熊本市)を拠点に試験走行するJR九州のさくらが、新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)以北を走行して博多駅に入るのは初めて。

 さくらは同日午前1時46分、九州新幹線ホームとなる11番線に入線。技術担当者らが車両とホームのすき間の広さ、信号や標識などを点検し、約20分後に熊本の車両基地へ向けて折り返した。この日の試験走行の速度は80~120キロ。福岡、佐賀両県を貫く最長の筑紫トンネル(全長約12キロ)も順調に走り抜けた。

 JR西日本のさくらは博多-姫路間で試験走行を繰り返しており、既に最高速度300キロを達成している。九州新幹線区間では11月初旬に目標の最高速度260キロを達成する見通し。【綿貫洋】

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