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8月2日に食道がんの手術を受け、リハビリ中の「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(54)が、大みそかの第61回NHK紅白歌合戦(後7時半)で復帰を果たすことが29日、スポーツ報知の取材で分かった。同局関係者によると、昨年の矢沢永吉(61)のように「特別出場歌手」で出場し、歌声を披露する。桑田が公の場に登場するのは、7月4日の妻・原由子(53)のライブ以来180日ぶり。ソロとしては紅白初出場になる。“目玉不在”とされた年末の国民的行事への関心が、一気に高まりを見せる。
日本中に衝撃を与えた初期の食道がんの公表(7月28日)から5か月―。ついに、元気な桑田が帰ってくる。
復帰の舞台に選んだのは紅白歌合戦のステージだった。ファンの前に姿を見せるのは、実に180日ぶり。7月に、神奈川・鎌倉芸術館で行われた原の単独ライブにゲスト出演して以来となる。
24日の出演者発表会見で、井上啓輔チーフプロデューサーは「オファーを出していない」と桑田の出演を否定していたが、NHK関係者によると、「極秘裏に出演交渉を進めていた」と明かす。別の同局関係者も「桑田さんは日本を代表する人気アーティスト。毎年、出演依頼はさせて頂いている」と説明。最終的には昨年の矢沢のような「特別出場歌手」として登場し、歌声を披露するという。
桑田にとって、国民的行事への参加は、術後の全快をアピールする絶好の機会になる。また、闘病中やリハビリ中の支えとなったファンに恩返しする最高の場にもなる。
桑田は8月2日に手術を行い、同22日に退院。現在はレギュラー番組のTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜・後11時)に毎週メッセージを寄せ、リハビリが順調に進んでいることを明かしている。
退院の際には「術後の発声面や声質の変化、また最悪は出なくなるといった心配もございましたが、声に関しても結果、何の影響も残さないという治療をして頂きました」とコメント。先月8日から制作を中断していた新アルバムのレコーディングを再開させ、スタジオで歌い始めるなど、心配された「声」への影響もなく、完全復活に向けて着実に歩みを進めている。
「生まれ変わった体で、新生・桑田佳祐として皆様とお会いできる機会が持てることを、今から楽しみにしております」と語っていた桑田。その姿を、紅白のステージで存分に見せ付ける。 サービス精神旺盛なエンターテイナーだけに、ステージ上でどんなパフォーマンスをみせてくれるのか。ファンにとっては一日早いが、この上ないお年玉となりそうだ。
◆桑田佳祐と紅白歌合戦 桑田は「サザンオールスターズ」として3度紅白に出場している。デビュー翌年の1979年に初出場し、「いとしのエリー」を歌った。82年に「チャコの海岸物語」を、83年に「東京シャッフル」を披露している。原は、91年に単独出場。「花咲く旅路」を聴かせた。
◆復帰までの道のり
▼7月12日 検査で食道に腫瘍(しゅよう)が見つかる。
▼同19日 扁平(へんぺい)上皮がんの診断を受ける。
▼同28日 食道がんを公表。
▼同30日 都内の病院に入院。
▼8月2日 施術でがんを切除し、食道と胃を接合。6時間を超える手術になった。
▼同5日 集中治療室から一般病室へ。
▼同22日 退院。
▼同月末 プール、筋トレなどでリハビリ開始。
▼10月8日 新アルバムのレコーディング再開。術後、声帯に影響のなかったことを明かした。
◆桑田 佳祐(くわた・けいすけ)1956年2月26日、神奈川県茅ケ崎市生まれ。54歳。サザンオールスターズのボーカル&ギターとして、78年6月25日に「勝手にシンドバッド」でデビュー。「いとしのエリー」「真夏の果実」などヒット曲多数。「TSUNAMI」(2000年)は約300万枚の大ヒット。これまでシングル53枚、アルバム27枚を発表。ソロでシングル12枚、アルバム5枚を発表。血液型A。
(2010年11月30日09時42分 スポーツ報知)
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