野球賭博に関与したとして7月に解雇された元大関琴光喜の解雇見直しを求める「琴光喜関を救う会」の戸田玲泉代表らが30日、5万8229人分の署名を持参して日本相撲協会を訪れた。
戸田代表は「ファンとして非常に悲しい。現役復帰して本場所の出場を認めてほしい。それがだめなら解雇ではなく引退にして、(協会への)在籍を認めてほしい」と村山弘義副理事長と出羽海事業部長に陳情した。
署名はインターネットや各地の後援会などの協力で、9月半ばから集め始めた。戸田代表は「わたしたちの気持ちを受け止めてくれたと、ありがたく思っている。嘆願書の提出が最大の目標。あとは相撲協会の考えに委ねる」と話した。
応対した村山副理事長は、「直近の理事会(24日)に、こういう嘆願がありましたと報告申し上げる」と話した。
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