図書館利用者の個人情報が流出 三菱電機子会社システムで三菱電機子会社の三菱電機インフォメーションシステムズ(東京)は30日、同社の図書館貸し出しシステムを通じ、利用者の名前や生年月日、住所など約3千人の個人情報が流出した、と発表した。 情報が漏れた利用者の内訳は、宮崎県えびの市の図書館の2761人、愛知県岡崎市の図書館の159人、東京都中野区の図書館の51人。8月上旬に九州の代理店のサーバーからインターネットを通じて漏えいしたが、流出した情報が悪用された被害は確認されていないとしている。 三菱電機インフォメーションシステムズは2000~10年7月に、図書館利用者の個人情報が含まれているのに気付かずに、プログラムを貸し出しシステムに登録し、他の図書館にシステムの出荷を繰り返した。この結果、同社のシステムを採用した全国の76カ所の図書館のほとんどで、システム上に他の図書館利用者の情報が書き込まれた状態になっていたという。 【共同通信】
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