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日韓図書協定、自民党内で反対意見相次ぐ
自民党は1日の外交部会で、朝鮮王朝時代の文化財を韓国に引き渡す「日韓図書協定」について議論し、出席者からは、今国会での承認に反対するとの意見が相次いだ。
日韓図書協定は、朝鮮王朝時代の国家行事を記録した「朝鮮王朝儀軌」などの文化財を韓国に引き渡すことを定めたもので、菅首相は今国会での承認を求めている。これに対し、自民党の外交部会では「会期末に駆け込みでやるべきではない」「韓国は得るものがあるが、日本が得るものはない」などと、今国会での承認には反対する意見が相次いだ。
また、菅首相が先月30日、韓国の国会議員に対して「野党が邪魔をしている」と発言したことをめぐり、「日韓図書協定を委員会に提示してこなかった外務省、官邸の責任だ」「首相の発言は看過できない」などと激しく反発する声が上がった。
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