ベビーシッターが５歳女児に暴行、死なす　傷害致死容疑で３４歳女を逮捕　埼玉県警

　ベビーシッターとして世話をしていた女児に暴行を加え死なせたとして、埼玉県警捜査１課と東松山署は１日、傷害致死の疑いで熊谷市新堀新田、無職、柳瀬純子容疑者（３４）を逮捕した。「イライラしてやってしまった」と容疑を認めている。

　捜査１課の調べでは、柳瀬容疑者は１１月２４日夕方、東松山市松葉町の塗装工の男性（４８）の自宅で、男性の長女の宮澤愛（まな）ちゃん＝当時（５）＝の頭を玄関ドアにぶつけるなどして暴行を加え、２日後の２６日に低酸素脳症により死亡させた疑いが持たれている。

　捜査１課によると、柳瀬容疑者は今年８月に男性と知り合い、１１月初旬から同居を開始。柳瀬容疑者はベビーシッターとして愛ちゃんの面倒をみており、報酬も受け取っていたという。

　愛ちゃんの全身にはあざがあり、捜査１課は柳瀬容疑者が日常的に虐待を加えていた可能性があるとみて、捜査を進めている。