民主神奈川、党員獲得で“罰金”
目標未達成の議員に
民主党神奈川県連が、党員獲得目標に達しなかった所属議員に、不足人数1人当たり千円の“罰金”を課していたことが30日、分かった。三村和也衆院議員(比例南関東)と神山洋介衆院議員(神奈川17区)が代表の政党支部は、いずれも政治資金から支払っていた。
神奈川県連は「目標に達した議員との公平感を保つため」と説明している。県連が設定した主な党員獲得目標は、衆院議員が300人、参院議員が200人、県議と政令市議が30人という。
県選挙管理委員会が30日公表した2009年分の政治資金収支報告書によると、三村議員が代表を務める党神奈川県第2区総支部は昨年5月25日、16万1千円を「党員目標過不足分」として県連に支払った。事務所は「担当者が不在でコメントできない」としている。
神山議員の第17区総支部も同5月21日に「党員目標不足に伴う交付金」として12万9千円を支出した。事務所によると、神山議員の目標に足りなかった129人分で「県連の決まりに従い、支払った」としている。
県連によると、目標に達しない議員は複数おり、自費で支払う例もあるという。(共同通信)
【 2010年11月30日 11時50分 】