JR広島駅北口(広島市東区)の二葉の里土地区画整理事業の起工式が1日、現地であった。二葉の里地区では、がん患者を放射線治療する医療施設や住宅、商業施設の整備が予定され、2013年度末の完成を目指す。広島都市圏の「陸の玄関口」づくりに向けた中心事業が動きだす。
起工式は、施行者である独立行政法人の都市再生機構(UR、横浜市)の主催。二葉の里地区まちづくり推進協議会を構成する広島市、中国財務局、広島県、JR西日本、URの5者の関係者や地元自治会の代表者たち約120人が出席した。秋葉忠利市長や財務局の吉村宗一局長たちがくわ入れをして工事の安全を願った。
区画整理事業は、広島駅北口再開発の中核となるエリアを基盤整備するのが目的。対象は、中国財務局が保有する国有地やJR西日本の用地など約13・8ヘクタール。約52億円をかけて市道拡幅や公園整備をする計画で、来年2月に着工する。
【写真説明】起工式でくわ入れをする秋葉市長(右から3人目)や吉村局長(右端)
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