東村高江区のヘリパッド移設をめぐり国が反対住民を訴えている裁判で、裁判所はきょう、和解勧告を中断し、判決に向けた審理を進める方針を示しました。

　この裁判はアメリカ軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江区のヘリパッド建設に反対し、座り込みを続ける住民２人に対し、国は通行を妨害しないよう求めているものです。
　これまで裁判所は和解を勧告してきましたが双方の間で合意が成立せず、和解案を出すことが難しいとして、今後、判決に向けて審理を進める方針を示しました。
　そのうえで裁判では通行妨害禁止についての司法的な判断をするだけで、北部訓練場の是非についての政治的な判断はできないとして「判決を出すことが真の意味での問題解決にはならない」と言及しました。
　次回の裁判は来月２６日に開かれます。
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