2010年12月01日
規制賛成派は、反対派が何を見ていないか全てお見通しである
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2010年12月1日 __議論が終結した模様 昨日の私の反論に対する回答が返ってきた。 ちょっと気になったので資料を流し読んでみた (web 魚拓) 色々と書いてあるが、回答部分はこれのみ。 ■ 引用開始 ■ >興味ありません。 >私は規制推進派の言い分を代弁する気は全くないですが、 >かといって批判する動機も持ち合わせておりません。 ではどうぞご自由に。 ■ 引用終了 ■ これは、事実上の終了宣言と見ていいだろう。 「この件に関しては今回も有効な反論は無かった」 というのが率直な感想だが、どっちが説得力があったかは 見た人が個々に判断すればいいだろう。 議論の応酬に付き合ってもらったことは、 素直に感謝したい。 これまでは、何の反論もなく恣意的な解釈で 私のグラフを悪用する規制反対派がほとんどだった 事を考えると。 |
2010年11月30日 __先日からの議論の続き 児童ポルノ規制にはやはり反対せざるをえない (web 魚拓) 上記エントリに、下記のコメントを投下予定。 TBも送っとくが、どうせどっちも承認されないだろう。 全然関係ない沖縄知事選を扱ったブログのTBは 承認されてるんだが、どういう基準になってるわけ? 拒否コードを書き込んでキャッシュできなくしたのかと思ったら、 なんかシステムに不具合があるらしく、 自分のブログも魚拓が取れなかった。 まあ、先方の管理人さんに限って、記事を削除する心配は 無いと思ってるけれど。 そんなことはさておき、引用開始 ↓ ↓ ↓ 訂正の件、了解しました。 私の方でもいくつか訂正させていただきます。 >あのですね、強姦件数の増加傾向は1984年からですよね? 1984 → 1985 の間違いです。 >スコットランド単純所持禁止が1992年だとしたら、 1992 → 1982 の間違いです。 ただし、これは後でもう一度訂正することになりますが。 >その後2年間、強姦件数が横ばい これはあなたのおっしゃるとおり、1982年に増加がみれらます。 それでは本題の議論に入ります。 >1982年スコットランドにおける単純所持禁止。 > なんで無視するのか分からんが。 無視してません。 >あと1982年以降も、それ以前の水準に下がる事は無い。 >良くて横ばい。 なんで下がらなきゃいけないんですか? 昨日もいいましたが、なんで単純所持禁止が強姦罪を、 しかも成人女性の強姦罪を抑止する必要があるんですか? 普通に考えれば、単純所持禁止が期待される効果とは、 児ポ流通抑止や違反者への制裁措置であるはずで、 強姦抑止や強姦犯罪者への制裁は強姦罪が担うべきものです。 >単純所持禁止が1982年のいつ頃から始まったのか分からないが 1985年の1月1日からです。 Civic Government (Scotland) Act 1982 - Wikipedia, the free encyclopedia これはスコットランドの単純所持を禁じた項目が入った法律ですが、 右下に小さく commencement 1 January 1985 と記されています。これは、施行日を指しています。 すなわち、1982年の250件増、1984年の100件増、 1981年から比較した400件増、などの統計は、 スコットランド単純所持禁止と何の関係もありません。 >1988年から考えると、単純所持禁止前年となる >1987年2471件から1988年は2855件。 >おおよそ400件の増加となってしまっている。 これはおかしい話ですね。 あなたの主張によると、スコットランド単純所持禁止で 強姦が250件増えたということですが、 これは、スコットランド在住の児童性愛者が、 性的はけ口を失って大人子供みさかいなく 襲いかかった、と言い換えることができます。 スコットランドの人口はイギリス全体の10%くらいです。 イギリス全体に単純所持禁止が施行されたら、 たった400件 (正確には384件) の増加で済むはずがありません。 単純に考えて、イングランドやウェールズ在住の 見さかいを失った小児性愛者が おとなもこどももいっしょくたにして2250人以上の被害者に 襲いかかっていなければ計算が合いません。 >「大きな変化が見られないのですか?」と言っているが、 >この推移を大きな変化とは思ってないのだろうか。 大きな変化とは言えません。 1985年に大きな変化が始まった事は認めます。 85,86と前年比は120%を超えています。 そのあとは、大体110から120%の前年比で推移してます。 変化がない、というのは、その増加傾向に 変化が見られないという意味です。 「単純所持禁止が強姦罪を増加させた」 というなら、 1988年以降にもう一度大きな増加傾向、 たとえば前年比140%増とかがないとおかしいでしょ、ってことです。 >強姦件数の増加がその他(児童ポルノ規制)の要因による、 >と言ってたのではなかろうか。 単純所持規制との因果関係が認められない以上、 その他に要因を求めざるをえないのは、 単純な消去法によるものです。 立証なんて大それたものではありません。 私が立証しないと言っているのは、 もっと具体的に貧困や治安状態に原因があることを 客観的根拠を用いて証明する、ということです。 >規制推進派の間違いを見つけたり指摘したりはしないのだろうか? 興味ありません。 私は規制推進派の言い分を代弁する気は全くないですが、 かといって批判する動機も持ち合わせておりません。 よろしかったらこちらをご覧になってください。 児童ポルノ規制に賛成する理由 最後に、この質問に答えてください。 A) 犯罪の起因要素を表現規制のみに 求めるという発想自体無理があると思いませんか? 表現規制の大きな動きがない時期でも、 性犯罪件数の動向は増加したり減少したりします。 これは、規制以外に要因があるからではないのですか? ■ 引用終了 ■ ちなみに、肝心の 「本題の議論」 から下は投稿できなかった。 なんかシステム拒否だとかで、アク禁では なさそうなんだが。 |
2010年11月28日 __何を信じろ?反対派のウソは信じるなと言いたい! 前日の続き。 先方のブログが、1エントリを割いて私のコメントに 反論を寄せている。 これでいったい何を信じろというのだろうか (web 魚拓) なぜかコメントやTBは承認されておらず、 本文中のリンクにタグを埋め込んでいないため、 わざわざURLをコピペしないと私のコメント全文が 読めないようになっている。 そんなことはさておき、 私からの再反論を投下予定。こちらにも掲載する。 (緑文字は先方ブログ氏の発言) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ >>「なぜか注釈が削除されているので規制賛成派は信用できるか疑わしい」 >というような言葉がでてきたのだろうか。 >不思議でしょうがない。 何度読みかえしても、そう解釈せざるを得ません。 ■ あなたの主張 引用開始 ■ なぜか注釈が減っている。 というより、足りない分を、規制反対派の方々が加えてくれたわけだが。 こういうのを見ると、規制賛成派というのがどこまで信用できるか疑わしくなる。 ■ 引用終了 ■ これを見る限り、 「最初からあるべき 「スコットランド単純所持禁止」 や 「サイバー犯罪条約」 を nemo が無視、もしくは隠ぺいした、 それを別の人間が補ってあるべきグラフにした、 こういうことをするから規制賛成派は信用できない」 と、あなたが考えていると解釈せざるを得ません。 私がスコットランドやサイバー条約をグラフに入れなかったのは、 その年にそんなことがあった事を知らず、また、 議論の中でも一切問題になっていなかったからです。 最初は、児童誘拐件数もグラフに入っていませんでした。 しかし、議論相手が 「単純所持禁止で児童誘拐が増えた」 と言い出したので、後からグラフに加えたのです。 だから、その時スコットランドやサイバー条約の話が出たら、 私もグラフに追加していたかもしれません。 もちろん、 「それらは強姦件数増加と何の関係もない」 という主張を補完する根拠となったでしょうがね。 >>感想としてそう思ったのならそれはそれでどうぞ勝手に、としか言いようがない どうぞ勝手に、で済む問題ではありません。 私の主張は単なる感想ではなく、合理的な根拠に基づく解釈です。 その解釈が間違いだというなら、 ①そのグラフが作られた経緯を、あなたはどう解釈しているのか? ②「なぜか減っている」 という文言は、どういう意図から 発せられたのか? ③「こういうのを見ると」 とは、どういうものを見て言っているのか? ④なにゆえ 「信用できるか疑わしくなる」 のか? 以上4点の質問にお答えください。 >つまりはまだ見つけられてない資料があるかもしれない、 >という事でもありますわな。 > だったら、「現時点で確認できる資料でこう思う」というしかなかろう。 私は、現時点で確認できる資料を見て 「単純所持禁止で強姦が増えたという主張は間違いだ」 と言っているのですが? 匿名告発や要件追加に関しては、あなたが 「資料をあさってみたい」 とおっしゃっていたので、 参考となればと思って提示したものです。 私は、それらが強姦件数増加の原因であると 主張しているのではありませんし、 私の英語能力が向上を見ない限り、 今後も一切するつもりはありません。 >なんで他に原因があると考えるのか不思議でしょうがない。 だって、英国児ポ法が原因でないとわかっている以上、 それ以外に原因があると考えるほかありません。 単純な消去法ですよ。 >その解釈の何処が適切なのかさっぱり分からん。 あのですね、強姦件数の増加傾向は1984年からですよね? 「1988年の単純所持禁止が強姦を増やした」 というなら、 英国児ポ法の影響が時間をさかのぼって強姦件数を増やした、 と言っていることになるんですよ。それっておかしいでしょ? その後、グラフは多少の波はありますがほぼ一直線ですよね? なんで単純所持禁止が施行された1988年の後、 大きな変化が見られないのですか? それって、単純所持禁止は大して影響を与えていないって 解釈にならざるを得ないんじゃないですか? >まあ、かつて見てた資料に新たな要素が加えられても >こんな反応示すのだから、発展性なんぞ期待する方が >無理なのかもしれない。 無理に決まってるじゃないですか。 こんなことで発展するのは妄想以外にありませんよ。 スコットランド単純所持禁止が1992年だとしたら、 その後2年間、強姦件数が横ばいなのはおかしくないですか? また、サイバー犯罪条約に関してですが、 確かに2001年に関しては、 1999→2000 1141件増加 2000→2001 2561件増加 と、増加件数が前年の倍以上となっており、 これを持って有意な差異とみなすことは可能かもしれません。 しかし、サイバー犯罪条約は、 2001年に欧州評議会が採択していますが、 イギリスは当時批准してないとの複数ソースが存在します。 問題噴出するサイバー犯罪条約 米国だけでなくカナダも批准に暗雲 (2004/6/2) EU圏でもドイツ、フランス、イギリスといった主要国はまだ批准していない。 日本のサイバー犯罪条約批准の動きとアメリカのポリシー・ロンダリング (2004/4/3) しかしこの条約を批准した国は現時点ではアルバニア、クロアチア、エストニア、ハンガリーだけで、G-8の国では一つもない。 意見書の指摘をお願いします 6 名前: 152 投稿日: 2003/07/17(木) 17:19 アメリカ、イギリスではこのサイバー犯罪条約に批准の動きはないこと。 その後、批准したかどうかまで調べてませんが、 批准してもそのあと実体法を制定しないと、 イギリス国内に影響を及ぼすことは不可能です。 すなわち、どんなに早くても2005年以降でないと、 影響力があったとしても行使することができません。 なんで、欧州評議会が条約を採択しただけで、 イギリスの強姦件数が増えるんですか? いったい、どこのだれが何の目的で、 こんな項目を私のグラフに追加したんですか? >で、その要因とはなんぞ。どのような因果関係があろうかと疑問に思えば。 >立証されてないような事を理由にして反論してるという事だろうか。 何か勘違いをなされてるようですが、私は強姦件数増加の 原因を立証しようとしているのではありません。 貧困や治安状態は一般論として言ったまでで、 おそらく色んな要因が複合しているのだろうと推測しますが、 確定した根拠として提示しているのではありません。 私がこの件で主張したいことはただ一つ、 「英国児ポ法が強姦件数を増加させたという 規制反対派の主張は間違っている」 ということです。 これはおおむね、他の論点における議論に関しても同じです。 私は積極的に児ポ法推進の論陣を張っているのではなく、 単純に規制反対派の間違いを指摘しているのです。 最後に、以下の質問にもお答えいただきたいと思います。 A) 犯罪の起因要素を表現規制のみに 求めるという発想自体無理があると思いませんか? B)コメント、TBを承認していただけない理由はなんですか? C)本文中の私のブログにリンクタグを埋め込まない理由はなんですか? (「便利なサイト」 には埋め込んでますよね?) (反論コメント ここまで) |
2010年11月27日 __ 久々に他人様のブログに反論コメント投下 以前から、私が作成した英国強姦件数グラフが、 何の反論もないまま恣意的に利用されていて 歯がゆい思いをしている、と書いた。 2009/06/21 「更新再開」 2ch でみつけた時などはすでに dat 落ちしていて、 反論も釈明もできないことが多かったのだが、 ゆうべ初めてコメント可能なブログに 私のグラフが張られているのを発見した。 児童ポルノ規制は、犯罪を抑制していないではないか (web 魚拓) そこには、他人の手による別項目が追加された 改変グラフも同時に張られていたのだが、 私が作成したオリジナルグラフを指して 「なぜか注釈が削除されているので 規制賛成派は信用できるか疑わしい」 などと、あたかも私が都合の悪い事実を 隠ぺいしたかのように書いてある。 エントリの日付は昨日。アップ仕立てだな。 これは反論しない手はない。ということでコメント投下。 ■ 引用開始 ■ はじめまして。Captain_nemo_1982 と申します。 本文中リンクの拙ブログにおける、英国強姦件数グラフに関して、 誤解がおありのようですので説明させていただきます。 >>なぜか注釈が減っている。 減っているのではなく、最初から無かったのです。 そのグラフは、 Rape Crisis centre にあったエクセルファイルから 作成した私のオリジナルであり、他の項目追加は他人の手によるものです。 元リンクは削除されていますが、英国総務省に同じグラフがあります。 http://www.homeoffice.gov.uk/rds/pdfs/100years.xls (注・エクセルファイル) >>前者の単純所持禁止以降、強姦認知件数と児童誘拐が増加している。 単純所持禁止以降というのは適切な解釈ではありません。 増加傾向がみられるのは1984年からですが、 単純所持禁止は1988年で、その前後に有意な変化は見られません。 すなわち、強姦件数増加の要因は他にあり、 単純所持禁止は何の影響も与えていない、と読み取るべきです。 これは、スコットランドやサイバー条約の影響に関しても同じです。 大体、犯罪の起因要素は、ほかにも貧困や治安状況などがあり、 表現規制のみを原因とするのは合理的ではありません。 いくらかは原因があるのかもしれませんが、規制の影響のみを 統計から純粋に抽出するのは技術的に不可能でしょう。 >>単純所持禁止やインターネットサイトの閲覧禁止措置などは >>犯罪の抑制・減少を何一つ促してない。 単純所持禁止が、なぜ強姦などの性犯罪を抑止する必要があるのでしょう? しかも、なぜ成人女性の強姦件数まで抑止する必要があるのでしょう? (グラフにはありませんが、13歳未満の英国強姦件数は 1960年以降ずっと横ばいです) 普通に考えれば、単純所持禁止が期待される効果とは、 児ポ流通抑止や違反者への制裁措置であるはずで、 強姦抑止や強姦犯罪者への制裁は強姦罪が担うべきものです。 英国の強姦件数増加の原因としては、 ●強姦罪告発要件の緩和 (1970年から匿名でも可能) ●強姦罪の定義拡大 (配偶者からの性行為強要が追加された) ●被害者支援体制の充実 (Rape Crisis centre、SARC) などが考えられます。 残念ながら私の貧困な英語理解能力では、 英国のサイトから情報収集することは困難で、 色々あたって翻訳サイトなど駆使して調べましたが、 上記要因を根拠として断言できるレベルには至っていません。 しかし、資料をあさる気持ちがおありならば、 そっちの可能性も考慮に入れておく方が よろしいのではないかと思います。 >>規制賛成派というのがどこまで信用できるか疑わしくなる。 規制反対派は、私の上記リンクエントリの主張に全く反論できていません。 それでいながら、私が作成したグラフをそのまま、もしくは改変して 単純所持禁止 = 強姦罪増加の要因 の根拠として あちこちにばらまいています。 したがって、信頼に値しないのは規制反対派の方であると 考えております。 なお、付け加えておきますが、私は16歳未満不法性的交流の 減少傾向も、英国児ポ法と何の関係もないと考えています。 減少傾向は、頒布禁止以前から始まっているからです。 繰り返しますが、犯罪の起因要素を表現規制のみに 求めるという発想自体無理があると思いませんか? もっと露骨に言えば、デンパが強すぎるとは思いませんか? ■ 引用終了 ■ 残念ながら、コメントは承認制なので、 現時点では反映されていない。 ついでだから、トラックバックも打っておいたが、 どういう反応があるか、要注目である。 |
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