NHK首都圏のニュース 放送センター
保育園申し込みに長い列
待機児童の解消が課題となる中、来年の入園に向けた申し込みが、本格化しています。
待機児童の数が全国でもっとも多い横浜市では、1日、申し込み順で入園を決める民間の保育園の受け付けに、30日の夜から、親たちの長い列ができました。
横浜市はことし4月時点での待機児童の数が、1500人あまりと全国でもっとも多くなっています。来年4月の入園に向けて、認可保育園では今月上旬まで申し込みが行われていて、入園が決まるのは審査を経た来年2月です。
それ以外の保育園も受け付けが本格化していて、1日受け付けを行う横浜市港北区の民間の保育園では、ほかに申し込まないことを条件に申し込み順で入園を決めるため、30日夜から少しでも早く、預け先を確保したい親たちが長い列を作りました。
親たちは保育園の庭で、毛布にくるまったりカイロを手にしたりしていて、30日夜9時の時点では、すでに30人ほどが並んでいました。
受け付けが始まった1日午前9時の時は、徹夜組も含めて43人の子どもの親たちがいて、26人が申し込み順で入園が決まり、急きょ行われた抽せんでほかに4人の入園も決まりました。
入園が決まった子どもの母親は「4月から仕事に復帰するので預け先を早く決めたくて並びました。決まってほっとしています」と話していました。
一方、入園できなかった子の母親は「これから認可の保育園に申し込みをしますが決まるかどうか不安でどうしたらよいかわからない」と涙ぐみながら話していました。保育園の大垣建一園長は、「認可保育所の入園が決まるのが遅過ぎる。行政は保護者のニーズに応え切れていないと思う」と話していました。
12月01日 19時18分
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