*消費電力(量)として。
プラズマは自発光なので、「黒」の表現力が高いという特長をもったディスプレイデバイスです。この特長を活かし、さらに「黒」表現力を高めるために、従来から、安定放電・発光に必要な予備放電量の低減に取り組んできました。 ※1 国内民生用市販のテレビとして。2010年3月5日現在。当社調べ。 |
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■発光効率を当社09年PDP比約2倍に向上 プラズマ発光は大きく分けて、 *消費電力(量)として。 |
発光効率向上のためには、発光量にかかわる紫外線をより多く発生させることが求められます。
紫外線は、セル内のキセノンイオンと電子の衝突によって生じますので、紫外線発生量を増やすには、電子やキセノンイオンを多くすることが必要になります。新開発の「フル・ブラックパネル」は、新「放電ガス」(高キセノンガス)を採用することで、セル内のキセノン濃度を増大。さらに、新開発の誘電体材料を採用した新「ダイナミックブラックレイヤー」により、キセノンイオンの衝突による電子放出量を大幅に増やすことに成功。これらにより、キセノンイオンと電子の衝突を多くし、紫外線変換効率を大幅に向上させました。
従来、高キセノンガス内で放電させるには、より多くの電力が必要となり、省電力化が困難でした。 |
発光効率向上のためには、紫外線を受けた蛍光体の発光量を高めることが求められます。 |
発光効率向上のためには、蛍光体からの発光を効率良く取り出すことが求められます。 |
■ 明るい環境でも「黒」が冴え、高い質感の映像美。新開発「低反射ディープブラックフィルター」
プラズマパネルの前面板と一体化させた新開発の「低反射ディープブラックフィルター」を搭載。
外光の映り込みを抑え、前面ガラスでの内部反射を無くすとともに、当社同v型のG2シリーズに搭載の「低反射ブラックフィルター」よりも、さらにフィルターの光学特性を進化させています。
これにより、明所コントラスト※3も約2倍※4に高まり、一層深い「黒」表現力を実現。
落ち着いた照度空間だけでなく、明るい環境でも「黒」が冴えた高い質感の映像美を楽しめます。
※3 室内照度100ルクス時のコントラスト比。
※4 当社同V型の従来品(V1シリーズ)比。
従来では表現できなかった映画オリジナルの色に迫る色表現を可能にし、元々の色域が狭いテレビ放送もまるで映画撮影されたかのような豊かな色で楽しめます。実現したのは、パナソニックがハリウッド研究所で蓄積したノウハウを活かした高画質技術「ハリウッドカラーリマスター」。ブルーレイやDVDへのソフト化による圧縮で失われた色信号を、独自の技術で再現。映画本来の色や質感を忠実に表現できます。
※5 ハリウッドの大手映画会社がまとめたデジタルシネマ規格の要求仕様にもとづき、現在のデジタルシネマ上映で使われている色再現領域。
1コマの表示時間(ホールド時間)を短くすることで、世界最高※6の動画解像度※7 1080本を実現。
動きの速いシーンも細部の動きまでクッキリ。フルハイビジョンならではの高精細な映像をよりキレイに楽しめます。また、遅い動きや速い動きが混在する映像でも、動画解像度が一定なので、均質できめ細やかな映像を再現します。
■ 速い動きに強いと、こんな映像がキレイで見やすい!
※6 民生用市販のプラズマテレビとして。2010年8月27日現在、当社調べ。
※7 株式会社次世代PDP開発センター(APDC)が開発した、テレビやディスプレイにおける、動きのある画像の表示性能を示す「動画解像度」の測定方式による。
視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを映像シーン毎に制御するAI機能と連動。
さらに、周囲の明るさに応じて変化する人間の色温度特性に加え、V2シリーズではコントラスト感も加味した映像補正も自動で行います。一般的に明るい環境では、映像の暗い部分が「黒つぶれ」してしまいがちですが、V2シリーズに搭載した「暗部補正システム」により、明るい環境でも暗い環境でも、同じ見た目となるように映像処理します。これにより、いつでも視聴環境に適した高画質を楽しめます。
また、映画コンテンツ(2-3プルダウン映像)を自動で検知し、映画視聴に適したAIモードで、上質で豊かな映像をご覧になれます。
■ HDMI入力コンテンツに適した画質に自動調整
HDMI version 1.4の機能の1つであるコンテンツタイプフラグを活用し、HDMI入力のコンテンツの種類を検知し、最適な画質に自動調整します。
デジタルカメラやビデオカメラを接続して写真※8を表示する時には、あざやかで深みのある色合いにし、写真表示に適した画質に自動調整します。
また、ディーガと接続した場合、映画コンテンツを見る時には、しっとりとした画質へ自動調整します(映像モード「オート」時)。
ほか、ディーガのEPG(電子番組表)などのグラフィック画面表示時には、輪郭や色調を補正することにより文字などを見やすく、読みやすい画面へ自動調整します。
※8 JPEG静止画、DCFフォーマット準拠。
プラズマディスプレイは、原理的に高い動画解像度※7を有し、動きの速いシーンでも細部までくっきりクリアな映像表現が可能です。V2シリーズは、この高い動画解像度※7特性をさらに活かし、表示コンテンツの解像度に適応して高解像度化するアルゴリズムを新たに搭載しました。
高解像度コンテンツには、「フル・ブラックパネル」の高い動画解像度※7を活かし、高解像度化処理しないで、オリジナル映像のキレイな高精細映像を表示。
また、SD画質の放送、DVD、「アクトビラ ビデオ・
※9 「アクトビラ」とは、当社などが出資する(株)アクトビラが提供するデジタルテレビ向け映像配信サービス。全画面表示でハイビジョン画質の迫力ある映像でお楽しみいただけます。「アクトビラ ビデオ・フル」のコンテンツは、一部を除き有料です。
暗いシーンから明るいシーンまで、色と明るさの映像データを高い精度でデジタル制御する「デジタルカラー・リアリティ」を搭載。 日陰の微妙な濃淡、夜のシーンの細かい色の違い、また明るいシーンの鮮明な映像まで、スタジオモニターに迫る描写力を実現しました。
「きめ細やかな色合い」や「光の温かみ」までも表現することで、臨場感のある映像を楽しめます。
■ ナチュラルなスキントーン(肌色)表現 変化するシーンに応じて彩度、輝度、色相をきめ細かくリアルタイムに高画質処理。映像の中でも重要な意味合いを持つ肌色の検出力を高めるとともに、信号処理アルゴリズムにより、様々なシーンで肌色を自然な色合いで描写します。 |
階調不足によるノイズや黒つぶれを抑え、映像の細やかな質感や空気感までも豊かに表現します。 シーンごとに高い精度でノイズを検出し、最適な画像処理を行うことで、ハイビジョン放送をより美しく再生します。 |
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リビングで家族がそれぞれ好きな場所から見ても、みんなが美しい映像を楽しめます。
映画フィルム本来の24Hzで撮影・収録されたブルーレイソフトを、2-3プルダウン処理せずに出画可能。映画ならではのフィルム感ある映像(48Hz、96Hz)で楽しめます。 |
動画色空間の国際規格の1つである「xvYCC」に準拠した「x.v.Color」に対応しています。 色階調が24ビットを超える高画質映像を映し出すHDMIのDeep Colorに対応しています。 |
デジタル信号処理により、音源に含まれるサラウンド成分を左右の耳への到達時間差とレベル差に配分。研究を積み重ねたバーチャル3Dサラウンドシステムにより、左右2chのスピーカーだけで、デジタル放送の5.1chサラウンドを仮想的に再現し、立体的で広がりのある音場を実現します。
さらに、本体背面にウーハーを内蔵することで、より臨場感のあるサウンドを実現。プラズマテレビの質感豊かな高画質映像を満喫できます。
臨場感が高まる「スタジアム」モードや「ミュージック」モード、人の声などの高域部分を補正して聞きとりやすい音声で再生する「快聴」モードなどを搭載。多くの皆様に快適にお楽しみいただけるユニバーサル仕様です。