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初年度非課税枠に「300万円」案 少額株式投資の条件付き非課税制度導入で (2/2ページ)
現時点では、1人が専用口座を1年に1つずつ、3年間にわたって開設を申し込むことができ、開設後10年間はその口座について非課税とする制度が有力だ。投資可能額は各口座100万円とする方向で調整が進んできたが、政府・与党内からは初年度に限り3倍の300万円とする案が浮上した。「中堅所得者層にも配慮する必要がある」(民主党関係者)というのが理由だ。口座開設期間を延長する案もある。
ただ証券業界は引き続きISA導入より優遇税制の延長を要望している。民主党税制改正プロジェクトチーム(PT)にも優遇税制を1年程度、延長すべきだとの声もあり、議論は迷走している。
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【用語解説】日本版ISA(少額投資非課税制度)
証券会社などに専用の口座を開設して、上場株式や株式投信に投資すると10年間、配当金や売却益が非課税となる制度。英国の個人貯蓄口座(ISA)を参考に、平成24年から3年間に限り導入することが予定されている。