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米韓合同軍事演習に参加の原子力空母、配備の横須賀には警戒感広がる

2010年12月1日

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 北朝鮮による韓国・延坪島への砲撃を受け、11月28日から4日間の日程で米韓合同軍事演習に参加している米原子力空母ジョージ・ワシントン。北朝鮮や中国の反発を受けながら、米国戦力の象徴として演習地・黄海に展開している。東アジア情勢が不安定化するにつれ、GWが配備されている横須賀基地の役割はますます高まるとみられ、安全面などにおける市民団体の懸念もさらに広がっている。

 北朝鮮の砲撃が起きた翌日の24日。午前7時半すぎにGWは同基地を出港した。出港前の会見の場で、艦長のデイビッド・ラウスマン大佐は砲撃との関連について「コメントできない」と口を閉ざしたが、空母はその後、北朝鮮への圧力を目的とした韓国軍との合同軍事演習の場に向かった。GWを演習に参加させることで圧倒的な軍事力を示し、北朝鮮が再び挑発行為に出ないよう示威する重大な役割を果たしている。

 韓国海軍哨戒艦沈没後、9月下旬に米韓合同軍事演習が黄海で実施された際は、反発する中国に配慮しGWの参加は見送られた。今回の砲撃で米国がGWの投入に踏み切ったことに北朝鮮は激しく反発し、中国も「中国の排他的経済水域(EEZ)内で軍事行動を行うことに反対する」との談話を発表するなど、警戒感を強めている。

 このタイミングの米韓合同軍事演習に対し、GWの横須賀基地配備に反対している市民団体共同代表の呉東正彦弁護士は、東アジア情勢の緊張がさらに高まることによる横須賀への影響を懸念。「万が一戦闘状態になったら、原子炉が破損した状態でGWが横須賀に戻ってくるという危険な事態も考えられる」と指摘している。

 「GWの影響力の強さがあらためて示された」と話すのは平和運動に携わるNPO法人ピースデポ(横浜市)の梅林宏道特別顧問。「圧倒的な攻撃能力を誇るGWの黄海での登場は北朝鮮や中国を刺激している。それだけ国際情勢の中で影響力のある原子力空母が横須賀を母港としている事実を認識し、東アジア地域の緊張状態と横須賀が直結しているという事実に対して危機感を持たなければならない」と警告している。

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この記事へのコメント

nekopon [2010/12/1 15:02]  編集する
>東アジア地域の緊張状態と横須賀が直結しているという事実に対して危機感を持たなければならない

意味がわかりません(苦笑)。危機感を持つならば「東アジア地域の緊張状態」そのものに危機感を持つべきでは? 三代目襲名披露だか何だか知りませんがいきなり隣国を砲撃して民間人を殺す国や、そんな国を毎度毎度庇い立てしては自らもせっせと軍拡に勤しむ国に対して危機感を持つべきでは? 何が何でもアメリカが悪者でないと気が済みませんか? 何が何でも北朝鮮や中国を庇わないと気が済みませんか? 何かが根本的におかしいですよ、横須賀の「平和屋」の皆さんは。
(2010/12/1 15:03更新)

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