ヴォーリズ設計建築ウオッチング(7月例会)

 滋賀大学講堂前にて 
 滋賀支部の小杉さん池田さんと富山支部の参加者
  

 豊郷小学校の保存再生は、今のままでは朽ちるのを待つ
 だけ。町長派の、住民の良識をないがしろにし、建設さき
 にありきの発想は断じて許せません!!  






   

    

 1935年(昭10年)設計、1937年(昭12年)建設
 当時の設計図をみながら、豊郷小学校の保存再建運動
 の経過と現状を聴く。
 設計図の密度の濃さと丁寧さに驚嘆。
 建物は、サッシ下端の水切りがきちんと納まり、外壁の
 汚れは少ない。クラックは目に付かない。きれい。
 2,700スパンに柱があり、耐震技術は確か。
 正面2階の窓の下部が、昨年12月大津地裁がだした
 「解体工事差止めの仮処分決定」を無視して壊した痕。

 









 滋賀大学内にあり、経済学部の前身である旧彦根高等商   業 学校の同窓会(陵水会)館として、1938年(昭13年)建  設スペイン風のゴシック様式木造モルタル造り





 















 ヴォーリズのプロフィール

 1905年(明38年)に八幡商業高等学校の英語教師として 来日し生涯近江八幡市に留まり、社会貢献活動を続ける。
 1908年(明41年)建築設計事務所を開き、アマチュァ建築 家として活動開始。大正中期から昭和初期にかけて、米国 人建築家を含め30人ほどの建築技師を擁した建築事務所 へ発展。建築作品は、多岐にわたり日本の気候風土や住  習慣に適合させる工夫をしています。

2007年以前の例会、講座 報告