ＬＵＮＡ　ＳＥＡ無料ライブ！！　史上初！！聖夜の東京ドームで

　２０００年のバンド活動終幕宣言以来、１０年ぶりに活動を再開した人気ロックバンド「ＬＵＮＡ　ＳＥＡ」が、１２月２５日に「ＬＵＮＡＣＹ　黒服限定ＧＩＧ〜Ｔｈｅ　Ｈｏｌｙ　Ｎｉｇｈｔ〜」と題した史上初の東京ドーム完全無料ライブを開催することが３０日、分かった。

　ファン待望の完全復活を果たしたＬＵＮＡ　ＳＥＡは、１１月２７日のドイツ公演を皮切りに現在ワールドツアーを開催中。今後、ロサンゼルス、香港、台湾を回った後、１２月２３、２４日に東京ドームで２日間公演を開催することがすでに決まっている。

　そしてクリスマスの２５日。メンバーからファンに“最狂”のクリスマスプレゼントが届けられる。ビジュアル系の代名詞である黒い服を身に着けた者だけが入場を許される「黒服限定ＧＩＧ」が、９２年の大阪・難波ロケッツ公演以来１８年ぶりに復活する。１日午前１０時からＬＵＮＡ　ＳＥＡの公式ホームページで応募を受け付け、抽選で５万人を無料招待する。当選者はライブ当日の２５日、黒い服を着用しなければならない。

　「ＬＵＮＡＣＹ」とは、結成当時のＬＵＮＡ　ＳＥＡが使用していたバンド表記であり、「狂気の沙汰」を意味する。２５日のライブは原点回帰を意識し、インディーズ時代の完全再現ライブとなりそうだ。

　ボーカルのＲＹＵＩＣＨＩ（４０）は「一回壊れてしまおう。正解なんていらない。黒服限定、無料ライブ。こんなばかげたことに東京ドームを使えるバンドはたぶんオレたちしかいないんだから」。ＩＮＯＲＡＮ（４０）も「過去何回もクリスマスライブを過ごしたけれど、その中でも一番スペシャルなクリスマスになると思う」と大暴れを予告した。

　本格的な活動再開にあたり、ＬＵＮＡ　ＳＥＡは１２月１日付でエイベックスに移籍が決定。来年３月１６日には９０年に発売されたインディーズ時代のファーストアルバム「ＬＵＮＡ　ＳＥＡ」のセルフカバー盤を発売する。

　約１０年ぶりに５人でレコーディングを行い、バンドの出発点となったアルバムに新たな命が吹き込まれた。収録曲１０曲の新録音バージョンに数曲が加わる見込みで、メンバーは「当時のオレたちの音楽が、時代を超越するべき存在なのかどうかを証明したい」とコメントしている。