
- (政治)ぐちゃぐちゃ。こんな奴が首相でいいのか?と言いたくなるレベル
- (首都)世界の人が憧れる大都市。ユニークに熟れた都市文化が存在
- (教育)この国の教育レベルが高い、などという人は世界にいない
- (食事)世界トップレベルの美味しさ。 世界中でブームが定着
イタリアの政界は、世界的に「イタリア病」として知られるぐらい昔からぐちゃぐちゃで、ベルルスコーニも日本ならとっくに辞任しているほどのスキャンダルをいくつも抱えたまま居座っている。一時は政権から追放されたが、結局もとに戻った。彼のような「ずるい」タイプが尊敬され、正直者がバカにされるのがイタリアの国民性だという。
権力も財産も一部のファミリーに独占されているので、新しい企業が育たない。おかげで成長率はG7諸国で日本と最下位を争っているし、通信インフラも貧弱で頼りにならない。しかしみんな明るく、男はいつもナンパしているし、女は果てしなくおしゃべりしている。これはたぶん彼らの最盛期がローマ帝国の滅亡した1500年前に終わり、衰退することに慣れているからだろう。
法の支配などというアングロ=サクソンの習慣はないので裁判所は機能せず、汚職も脱税もやったもの勝ち。著作権法も機能していないので、イタリアでは国営放送RAIの番組がすべてウェブで見放題だ。イタリア的いい加減さのおかげで、コンテンツ産業では世界の最先進国になった。
最近の実証研究によれば、日本やドイツの戦後復興は「奇蹟」ではないという。それは戦争で国土が壊滅的な打撃を受け、分母が小さくなったために戦前と同じレベルに復旧するのが「高度成長」に見えただけで、70年代以降の両国の成長率は平凡なものだ。だから今の低成長が普通のペースだと思ったほうがいい。イタリア人のいい加減さを見習って、貧しくても楽しく暮らす習慣を身につけるのが、日本人の最大の課題だろう。
権力も財産も一部のファミリーに独占されているので、新しい企業が育たない。おかげで成長率はG7諸国で日本と最下位を争っているし、通信インフラも貧弱で頼りにならない。しかしみんな明るく、男はいつもナンパしているし、女は果てしなくおしゃべりしている。これはたぶん彼らの最盛期がローマ帝国の滅亡した1500年前に終わり、衰退することに慣れているからだろう。
法の支配などというアングロ=サクソンの習慣はないので裁判所は機能せず、汚職も脱税もやったもの勝ち。著作権法も機能していないので、イタリアでは国営放送RAIの番組がすべてウェブで見放題だ。イタリア的いい加減さのおかげで、コンテンツ産業では世界の最先進国になった。
最近の実証研究によれば、日本やドイツの戦後復興は「奇蹟」ではないという。それは戦争で国土が壊滅的な打撃を受け、分母が小さくなったために戦前と同じレベルに復旧するのが「高度成長」に見えただけで、70年代以降の両国の成長率は平凡なものだ。だから今の低成長が普通のペースだと思ったほうがいい。イタリア人のいい加減さを見習って、貧しくても楽しく暮らす習慣を身につけるのが、日本人の最大の課題だろう。
コメント一覧
日本の小市民の現実の生活は、イタリアと大差無いように思います。そして、(老後を除いた)自分の身の回りの満足度も、世界トップレベルの高さだと思います。でも老後とか国家レベルで考えると、一挙に不安が増す・・・こういう構造でしょう。
じゃあ国家レベルはともかく、イタリア人は老後に不安が無いのか、ひょっとすると平均寿命が短い?・・・そんなことないですね。老人医療費は?年金は?・・・「やはり国民性の違い」という言葉に集約されるようですね。
案外、団塊の世代がこの世を去ったしばらく後の日本人はそんな人たちになっているかもしれませんね。
人生観の違いが、自殺率に表れていると思いますね。
日本人は「いい学校~いい会社=幸せな人生」という、とっくに終わった固定観念に縛られ過ぎなんでしょう。
生まれてから死ぬまで守られてなければならない、という酷く脆弱で、逆に酷くタフな構造を変えようとしない。
現実なんてものは見方に依って180°姿を変えるものなので、ホントにイタリア的楽観性は重要だと思います。
>貧しくても楽しく暮らす習慣を身につけるのが、日本人の最大の課題だろう
残念ながら、なんだかそれしかないという気になってきます。
ただ、
国民性の違いはあると思うのですが、世代の違いもあるかもしれないと思うのです。
「近頃の若者はマナーが悪い」
よく聞く言葉ですが、30年ほど前に盛んに言われ始めて、最近だんだんと聞く機会が少なくなってきたように感じます。
紅葉の季節ですが、京都のあるお寺の話で、三脚禁止なのにヘーキで使う、駐車禁止という立て札をどかして自分の車だけは止めようとする。注意したら逆切れする。
こういう人はえてして中高年~老人(男女を問わず)に多いそうです。
30年前にマナーが悪いと言われた若者がマナーの悪いまま老人になった、ということでしょう。
別に、高度成長を支えてきた功労者を悪者扱いする気はぜんぜんないですが、良くも悪くも彼らが日本を盛り上げ、盛り下げ悲観している。
日本人というのは本当にもともと悲観的な民族なんでしょうかね。
江戸時代の庶民は陽気でラテン系的だったという説もあるらしいです。
昭和になってからじゃないですか、今みたいな日本人になったのは?
今の若い世代の人は、老人世代の人たちとは随分違うんじゃないでしょうか。
といってもイタリアは日本のような「島国」じゃないですからね。民族の精神性に地政学が影響しているのはよく言われますが、日本はどちらかといえばイギリス人を見習うべきなんじゃないですかね。
陸続きと、間に海峡があるのではやっぱり精神性に違いがうまれるでしょう。
しかも日本人は「ずるい」は悪徳で「正直」が美徳ですしね。
ついでにいうと、日本人が絶対に「貧しくても楽しく」暮らすことができないのは、イタリア人のように自分達で自分達の楽しみを生み出すことができないからですね。
外から与えられないとなにもできない。
何と言ってもイタリアの闇社会のマフィアの存在が大きいでしょう。マフィアは裏政府で表の政府と二本立てです。イタリア市民は表政府に税を、裏政府にみかじめ料を支払っており、税金はちょろまかしてもみかじめ料だけは絶対に納めるそうです。マフィアはイタリアにおいて推定17兆円という一大“サービス産業”だそうです。で、それらは表の統計に出ないGDPですから、それを合わせるとイタリアのGDPというのは、実はもっとデカイのです。しかもこの恐ろしい闇のお財布は外国政府から干渉を一切受けません。外国が表政府にいくら文句をつけても馬耳東風(西風?)のベルルスコーニです。表政府も裏政府が怖くて口が出せません。抑えつけようとすると警察官も検察官も憲兵もみんな何処かへ消えてしまうのです。イタリアって、人間にたとえると“ワル”、“不良”、“ヤンキー?”な奴なんです。カツアゲして食っているのです。でも、こんなこと書いて悪気はありません。むしろ、その不逞な生き方が羨ましい。http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AA-%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3/dp/4480063528
もちろん日本は衰退国になる可能性が高い。でも「それでいいじゃないか」を「逃げ切り世代」が言う資格はない。もし言いたいのであれば、最低でも年金の全額返納くらいのことはして行動で示してからにして頂きたい。
>>団塊の世代がこの世を去ったしばらく後の日本人は
>>そんな人たちになっているかもしれませんね。
ホント、団塊の世代がいるせいで他の世代は大迷惑だと思います。
電車の中の態度も悪いし、年金はネコババするし、すこしは反省
して欲しいもんです。
> 日本人というのは本当にもともと悲観的な民族なんでしょうかね。
私は、 アジア人に初めて会うと、 その人の出身国を当てようとします。 当たれば相手もよろこびます。 その中で、 体つきからだけで判断するには、日本人が一番むつかしいです。 多少毛深ければ、これだけで縄文系の日本人と判断できます。 さらに、低い鼻・発達したあごでこれは確認できます。 しかし、 弥生系は南北の中国系・三種類ぐらいの朝鮮系と多様です。 その中で、安部元首相のような高い鼻の持ち主は、ツングース系で朝鮮人か日本人です。 ツングース族は朝鮮北方から満州が本拠地ですが、 日本への渡来人が多かった百済もツングース系の王朝です。 芥川龍之介とか吉田松陰のような顔つきも朝鮮系です。そこで、吉田松陰のようにイデオロギー過剰で、 芥川龍之介のように悲観的な文化が現在の日本では支配的です。
一方、縄文系には岡本太郎とか棟方志功のような芸術家が多く理知的なことは苦手のようです。また、 壺井栄・住井すえ・木下恵介・長嶋茂雄・梅原猛も縄文系です。
少ないながら、 南方系の日本人も見うけられます。
私のいいたいことは、日本民族とその文化は一様ではないということです。 ただ、 明治から弥生系文化が支配的になり、 さらに戦後はこれが会社文化として蔓延したということです。
縄文文化の復権を!!! でも、寅さんは死んじゃった。
> これはカトリックなので自殺の禁忌が強く、 ... 脳天気な国民性が大きい。
自殺の禁忌はユダヤ教、 旧教、 新教のいずれも教義上は同じと思いますが、 中世の旧教は厳しかったようです。 ドイツのように一国の内でも、 新教徒の自殺率は旧教徒の自殺率より高いことがしられています。 理由としては、 新教のほうが倫理を強調する事、 旧教の方が救済思想が強く伝統的な行事を重んじることなどが考えられます。
また旧教のラテン系国に自殺率が低い事は良くしられています。 これは、経済力と背反します。
加賀乙彦によると、 死刑囚をてっとりばやく安心立命に導くには、 浄土真宗か旧教の教戒師がよいそうです。 七人のA級戦犯も浄土真宗の教戒師に導かれて死んでいきました。
浄土真宗と旧教に共通するのは、 救済思想が強いことです。 あんまり自己責任を強調しないことです。
先進的なファッションブランド、ハイエンド層のみをターゲットにした高級車、会計術を産んだ歴史などイタリアは国土の広さは狭くなったかもしれないが、現段階でも非常に高いポテンシャルを持った国です。が、多くの元都市国家が集まっていた北イタリアの人々は間違いなくイタリアの低迷の原因は南北格差にあることを知っている。だが、民族統一の悲願を100年経っても否定にすることはタブーなのでは。
そして、今の日本も東京で稼いだお金を地方に散財していることが低迷の原因。チェコスロバキアのように国家分割が必要だと感じます。
イタリアで思い出すのは、食料の豊かなことです。それにイタリア人は、よく食べ良く飲み、よく楽しむ。また気候の良さも関係するかもしれませんが陽気です。それに昔から酷い目にあっているためでしょうか、明日はどうなるかわからないとかいう理由で、今を楽しむのが上手だと思います。日本は、豊かになって常に明日が付きまとう。明日のために英気を養うとか、明日のためにストレスを抜くとか、刹那主義になれなくなっているかも。まあどちらが良いのか解らないが。
奇麗事の建前が主なら本心と違う結果に落胆し
意地汚い本音が主なら欲望に忠実な結果に満足できる
奇麗事が好きで体面を気にして他人との相対評価でしか自分が幸せかどうか確認できない人が、本心から満足することなどあり得ん
日本のイタリア化など有り得ない。
イタリア化などと言う人は、根本的に大いなる勘違いをしているのです。
真のイタリア化は、ツケを回される人、負担を甘受する人がいなくなり、皆が子狡く楽天的に立ち回る状態のはずです。しかしながら、日本のイタリア化を言う人は、今、社会におぶさっている側、即ち地方住民、老人、中高年正社員や公務員等が既得権益を維持し、自由競争からも社会責任からも逃れ、一方で都市のサラリーマンや派遣労働者や若年層が日本的に真面目に勤勉に過労死寸前まで働き続け、ツケを負担してくれると言うことを夢想している。
実際に、国民の大多数がイタリア的に楽天的に生きることを是とした時、その時の日本は美味い飯も食えなければ、安全でもなく、医療も福祉も壊滅しヤミ市場が蔓延る戦後の混乱期のような社会でしょう。国債一つとっても、日本人がイタリア的になった時は暴落して、国家財政も地方財政も壊滅しているに決まっている。ソフトランディングしてイタリア化するなどと言うことは無い。
日本の選択肢は、アングロサクソン的に社会の新陳代謝を求めて行くか、何もしないで、あるいは積極的にイタリア化を志し結局ジンバブエ化するか、その二者択一しか無い。
イタリア、ポルトガル、スペインのようなラテン系の国は皆、財政問題をかかえていて、政権与党が労働組合を支持母体とする社会党で、その結果中高年の解雇が非常に難しく、若者は就職できず、世代間格差が顕著です。 グレコ・ローマンという枠組みでは、ギリシャもラテン系の一員として同様の例です。 日本も財政危機をかかえ、労働組合が支持母体の左派政権という点ではそっくりですが、心配性の国民性を考えると、貧しくても楽しく暮らす習慣を身につけるのは難しいのかもしれません。 これらのラテン系の国々と日本では、今イギリスで行われているような大幅な社会保障カット、公務員カットという絶対不可欠な政策をとるのは無理でしょう。
>イタリア人のいい加減さを見習って、貧しくても楽しく暮らす>習慣を身につけるのが、日本人の最大の課題だろう。
日本人が落語でやっているような江戸ッ子気質を取り戻せば問題ないですね。学ぶべきは江戸時代の町人文化だと思います。
「白河の清き流れに耐えかねて もとの濁りの田沼恋しき」
とか風刺がきいてて面白いですし。
現代では、一般人が非常に面白い動画をニコニコに上げていますし、日本人のイグノーベル賞受賞例数も15/204と相応に頑張っていますので、思っているよりも悲観しなくて済みそうですね。
>政権与党が労働組合を支持母体とする社会党で、
現代のベルルスコーニ与党自由国民は社会党系ではなく、
その真逆の保守系というか右派政権なんですが・・・
そもそもラテン病の原因を左派だけに押し付けるのは
短絡的でしょう。イタリアもスペインもギリシャも左右で
政権交代を繰り返してる訳ですから、放漫な国家経営の
責任は左右問わずあるはずです。
まぁ日本も似たようなもんで、民主自民問わず
公務員改革に後ろ向きであるのと構造的に同じなんですよ。
>ベルルスコーニ与党自由国民は社会党系ではなく、、、
ちなみに今ポルトガル、スペイン、ギリシャは左派政権です。 日本人もイタリア人のいい加減さを見習うべきというのが、このブログ記事の主旨ですよね。 イタリア人感覚では、四つのうち三つ当たっていれば十分なんです。 イタリアにはよく行きますから、ベルルスコーニ政権が右派なのは十分承知してます。 こういうネタを仕込んでおけば、突っ込む人がいるのではと試してみたんですが、さすが日本人だけあって食いつく人がいました(笑)
もちろん左派政権に全ての責任があるとは言いませんが、イタリア人的にアバウトに言えば、労働組合が支持母体の彼らに公務員削減なんてできるわけないし、社会保障のカットもできないでしょう。
細かい事は気にせずに、物事は大きな枠で捉えましょう! キーワードは「いい加減」です。
>>さすが日本人だけあって食いつく人がいました(笑)
ということは日本人はいい加減なことは嫌い?
イタリア人とはちがう?
混乱してきた…