東京ドームシティで女性従業員がアトラクションのモーターに右手を挟み指3本切断する重傷
東京・文京区の東京ドームの敷地内にある遊園地で29日朝、人気アトラクションの点検中に、女性従業員が、指3本を切断する重傷を負った。
事故が起きたのは、東京ドームシティアトラクションズにある、地上80メートルから時速100km近い高速で垂直落下する人気のアトラクション「タワーハッカー」。
事故は、タワーハッカーの頂上部分にある機械室で起きた。
29日午後9時20分ごろ、開園前のタワーハッカーのメンテナンス中に、26歳の女性従業員が誤ってモーターに右手を挟んだ。
消防関係者は「現在、最上部、引き上げ用のワイヤの巻き上げドラムが3機ある。そのうち、1号機から3号機のうちの、1号機上部に指の破片、発見している。なおも検索中です...」と話していた。
女性は、右手の中指から小指にかけて、指3本を切断する重傷を負って病院に搬送された。
事故は、毎朝午前8時から行われている開園前の始業点検中に起きた。
けがをした女性従業員は、タワーハッカー内にあるエレベーターに乗って、1番上の機械室に行って、作業をしていたという。
関係者は「異音を聞いたりする作業を(行っていた)」と話した。
毎日行われていた点検作業は、目で見て耳で聞く作業で、機械に触るような点検ではなかったという。
今回の事故について、施設を運営する「株式会社東京ドーム」は、「今後、いっそうの安全管理に努めていく」とコメントしている。
事故の影響で29日は、営業開始が午後0時からと2時間遅れたが、事故が起きたタワーハッカーは終日休止となった。
点検などの関係で、30日以降も再開のめどは立っていないという。
(11/29 17:49)