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米内沢総合病院:民間移管を断念 4月から診療所に--北秋田市長表明 /秋田

 北秋田市の津谷永光市長は30日の市議会臨時会冒頭で、北秋田市上小阿仁村病院組合運営の公立米内沢総合病院の民間移管案について「条件整備が整わず、残念だが断念せざるを得ない」と説明。同組合解散後の11年4月から、病院を市立米内沢診療所(仮称)として運営することを正式に明らかにした。

 同病院の民間移管案は、大館市の医療法人が申し入れ検討が進められていた。市は療養病床(60床)の維持や医療スタッフ雇用の面から期待を寄せていたが、11月下旬に医療法人側が「経営条件が整わない」などの理由で正式に断念する意向を伝えてきたという。医療法人側は医師の確保の面でも予定通り進まず、民営化の協議が難航していた。

 市によると、米内沢診療所の診療科目は内科、小児科、整形外科、脳外科、心臓外科の5科で医療スタッフは常勤医師2人を含む21人。診療所になれば医療スタッフは現在の85人のほぼ4分の1となる見通し。現在の同病院職員は組合が解散する11年3月末で全員解雇される。【田村彦志】

毎日新聞 2010年12月1日 地方版

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