記事入力 : 2010/11/30 12:00:13
北朝鮮砲撃:イスラエル紙「韓国は見習うべきでないモデル」
イスラエル紙のエルサレム・ポストは27日、「イランが韓国を見守る」と題した社説で、「イスラエルにとって、韓国は見習わないように努力すべきモデルだ」と指摘した。
社説は「北朝鮮と中東の共謀勢力は、国際社会の寛容の限界を試している」とした上で、「イランとシリアが北朝鮮の行動に対するワシントンの反応を細かく見守っているのはそのためだ」と指摘した。
社説はまた、「北朝鮮は米国を当惑させ、思い通りに事を運ぶことにおいてはイランの模範だ。米国は空母を北朝鮮近海に派遣するだけであり、金正日(キム・ジョンイル)総書記は、あからさまな戦略変更で(米国を)困惑させない限り、このまま制裁を逃れることになりそうだ」と分析した。
社説は「韓国はゆすられており、恐るべき(核による)対立に火がつくことを恐れ、じっと耐えるしかない状況となっている。イスラエルは一撃で域内の力のバランスを変えることができるイランに対しゆとりがない。核はイランに拡張主義的な野心を追求させ、イスラエルの防衛に韓国式の自制を強いることになる」と懸念を示した。
社説は「イランとの対決に勝利するためには、米国主導の国際制裁が強化される必要があり、それは信頼できる軍事行動の脅威で裏打ちされなければならない」とし、その脅威が信頼できるものであればあるほど、実際の軍事行動の可能性は低下する」と指摘。最後に「北朝鮮のケースのような米国主導の決議案が示されれば、イランには重要なシグナルとなる」と結論づけた。
全炳根(チョン・ビョングン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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