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保安官乗船し調査捕鯨船団、南極海へ シー・シェパード3隻も追尾 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:捕鯨
日本の調査捕鯨船団が今月上旬、南極海へ出港する。反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)も抗議船3隻態勢で、2日にオーストラリアから船を出港させる。資金面で急成長を見せるSSは今回、新たに監視用ヘリや追跡用高速ボートなどの戦力を増強。日本側は3年ぶりに海上保安官を乗船させるが、乗組員の安全対策は十分といえず、航海中の危険性が高まっている。
SSは米国に本部を置き、税の減免措置を受ける特別なNPO。毎年、米政府に活動報告書を提出する義務がある。2009年の報告書によれば、同年の年間収入は980万ドル(約8億2300万円)で5年前の7倍強に膨れあがった。
日本の“捕鯨船たたき”によって知名度があがり、世界中から寄付金が集まるようになったからで、SSはこの資金をもとに、抗議船の設備を拡張している。
SSは、南アフリカの会社が所有していた高速船を100万ドル超で購入。「ゴジラ」号と命名した。捕鯨船よりも航行速度が速く、一度、発見されれば追跡をふりきるのは困難だ。「4隻目の船も用意している」との情報もある。
さらに、抗議船のヘリポートには、監視、撮影用のヘリコプターや捕鯨船の航行を妨害するための高速ゴムボートを格納。SSによれば、ヘリは「MD500」という機種で航続距離が約500キロと長時間の飛行が可能という。
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