娘に22回性的暴行、父親の親権をはく奪

 ソウル家庭裁判所家事2部(林采雄〈イム・チェウン〉裁判長)は先月30日、実の娘に性的暴行を加えたとして起訴されたA被告(52)に対し、親権をはく奪するよう求めた検察の請求を認めた、と発表した。

 A被告は2005年6月、当時13歳の娘に「遠足に行くための小遣いをやる」と声を掛け強姦(ごうかん)するなど、今年7月までに22回にわたって性的暴行を加えたとして起訴され、先月18日に懲役8年、電子足輪装着7年、個人情報公開5年の判決を受けた。

 家裁は決定の理由について、「A被告は娘に対する性的暴行について否認したが、娘が小遣いを受け取ろうと、自分の誘いに応じたこと、父娘の間に性的な関係があったことは認めている。親権者としての義務を自ら放棄し、娘に対して不適切な行為をしたのであれば、これは親権を行使することができない重大な事由として認められる」と述べた。

鄭智燮(チョン・ジソプ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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