赤外線で宇宙のちり撮影 東大など、チリの望遠鏡で
2009/12/03 17:38更新
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東京大などの研究グループは3日、南米チリのアタカマ砂漠の標高5640メートルにある望遠鏡に設置した赤外線カメラで、宇宙に広がる低温のちりを撮影するのに成功したと発表した。
撮影対象は、太陽系から約2万4千光年離れた天の川銀河の中心付近で、マイナス170度以下のちりが広い範囲で漂っていた。付近にはブラックホールがあり、ちりが少しずつ近づいているようにも見えるという。
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記事本文の続き 赤外線は、ちりで覆われるなどして光が届かない宇宙の領域を観測するのに有用。だが大気中の水分に吸収されやすく地上からの観測が難しかった。研究グループは大気の薄い高所に望遠鏡を据え、水分の影響を最小限に抑えるのに成功した。
研究グループの土居守教授は「星の形成過程などについての研究が進むだろう」と話している。
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