満開「マツケンサンバ」千秋楽も役者魂
デイリースポーツ 12月1日(水)9時29分配信
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終演後、楽屋口から車に乗り込む松平健=福岡・博多座 |
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最愛の妻の自殺…悲しみの中、松平がやっとたどり着いた千秋楽に待っていたのは、観客の力いっぱいの拍手だった。
フィナーレを終えても鳴りやまぬ歓声。カーテンコールに立った松平が「熱いお心をいただいたおかげで、この日を迎えられました。皆さん、その笑顔を忘れず元気に過ごしてください」とあいさつすると、すぐさま客席から「健さんもね!!」と声が上がった。「皆さんのお気持ちに応えられるよう、私もさらにパワーアップしていきたいと思います」と深々と頭を下げると、津波のような拍手が響き続けた。
第1部の芝居「忠臣蔵」では大石内蔵助を演じ、妻・りくとの別れの場面など実生活を思い起こさせる内容もあったが、威風堂々の演技で観客を魅了。第2部の歌謡ショーで繰り広げる「マツケンサンバ」の場面では、満面の笑みで踊る松平の心中を思いやってか、ハンカチで目頭を押さえる観客も見られた。
悲報は公演中盤の15日に届いた。16日の公演後に緊急帰京。松平は休演日の17日に約10時間だけ無言の妻と時間を過ごし、再び福岡に舞い戻り、ついに公演を休むことはなかった。
松平は、この朝は午前9時50分に劇場入り。楽屋口で待つ報道陣に「いろいろお騒がせします。みなさんにお力いただいているので、大丈夫です」と語った。終演後に空路、帰京し、夜には都内の自宅に到着。妻の葬儀について、報道陣から質問を受けると「うちうちにやりますので…」と静かに答えた。近く、近親者のみで密葬が営まれるという。
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最終更新:12月1日(水)10時5分
- 俳優 松平健(マツダイラケン)
- 誕生日:1953年 11月28日
- 星座:いて座
- 出身地:愛知
- 血液型:B
- [ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部リンク) ]
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