金嬉老元受刑者の遺骨が日本へ

 自分を「朝鮮人」とののしった暴力団員を殺害し、温泉旅館に立てこもり、在日韓国・朝鮮人の人権や差別問題を日本社会にアピールした、金嬉老(キン・キロウ)=本名:権禧老(クォン・ヒロ)=元受刑者の遺骨が、生まれ故郷の日本へ帰り、母親の墓の隣に埋葬された。

 毎日新聞は先月30日、「金元受刑者の支援者が遺骨とともに来日し29日、母親が眠る静岡県掛川市の墓をお参りした」と報じた。権元受刑者は41歳だった1968年2月、同県清水市(現・静岡市清水区)で、借金を返すよう迫ると共に、「汚い朝鮮人のブタ野郎」とののしった暴力団組長とその部下を猟銃で射殺した。

李泰勲(イ・テフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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