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愛子さま9歳に 出席状況ゆっくり改善(1/2ページ)

2010年12月1日5時0分

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写真:東宮御所で書道をする愛子さま=宮内庁提供東宮御所で書道をする愛子さま=宮内庁提供

 皇太子ご夫妻の長女愛子さまが1日、9歳の誕生日を迎えた。宮内庁が今年3月、「学習院初等科の学校生活に不安感を持ち、ほとんど登校できなくなっている」と発表して9カ月近く。3年生の愛子さまは今も雅子さまに伴われて登校し、すべての授業には出席できない状態が続いているが、ゆっくりと改善に向かっているという。

 宮内庁や関係者の話を総合すると、愛子さまは3月の発表直後は1日1時間程度しか登校できなかった。4月に新学期が始まってからも出席は3〜4時間目が中心。だが、10月の運動会のため9月にリレーの選手に選ばれたころから5、6時間目まで学校にいる日が増えてきた。1時間目からの登校はないが、11月になると2時間目から6時間目まで授業に出る日も出てきたという。児童全員が集まる食堂での給食にはまだ出席できず、別室で雅子さまに見守られて弁当を食べているが、11月27、28日の「初等科祭」では初めて友だち同士だけで食堂で食事をとったという。

 ただ、雅子さまに外せない他の用件がある時は、帰宅を待って6時間目に一緒に登校するなど、付き添いは欠かせない様子だという。

 今年3月の発表時、野村一成・東宮大夫は男子児童らの学校内での行為などを登校できない理由にあげた。その後、学習院は東宮との話し合いを重ね、子ども同士が仲良くできるような工夫を続けている。ただ、東宮大夫は愛子さまの内心について「まだ不安感が消えていないものと思われる」としている。

 宮内庁によると、愛子さまは東宮御所で、学校の勉強のほか、楽譜を正確に読み取る「ソルフェージュ」やピアノ、バイオリン、書道を習っている。動物好きで、犬の「由莉(ゆり)」に加え、夏以降は野良猫の親子を飼い始めた。

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