横峯参院議員が敗訴…「週刊新潮」名誉棄損訴訟
2010年11月30日(火)21時8分配信 読売新聞
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賭けゴルフをしたなどと報じた「週刊新潮」の記事で名誉を傷付けられたとして、民主党の横峯良郎参院議員(50)が、発行元の新潮社などに5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。
尾島明裁判長は「記事の重要部分は真実」と述べ、横峯氏の請求を棄却した。
問題とされたのは、同誌の2007年8月30日号から4回にわたり掲載された記事。横峯氏が知人らと高額の賭けゴルフをし、飲食店で品位を欠く振る舞いをしたなどと報じた。横峯氏側は「記事が根拠としている女性の証言は信用性がなく、すべて虚偽だ」などと主張したが、判決は「女性の証言を裏付ける証拠がある一方、横峯氏の証言は場当たり的で一貫せず、信用できない」と退けた。
横峯議員の事務所は「事情が分かる者がおらず、対応できない」としている。