2010年10月2日 20時40分
民主党の枝野幸男幹事長代理は2日、さいたま市で講演し、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し「あしき隣人でも隣人は隣人だが、政治体制が違う。米国や韓国と同じような信頼関係での協力を期待するほうがおかしい」と述べ、中国側の対応を批判した。
またフジタ社員の拘束などを念頭に「法治主義の通らない国だ。中国に進出した企業は自己責任でやってもらわないと困る。経済的なパートナーシップを組む企業はお人よしだ」と指摘。「(中国の周辺国である)モンゴルやベトナムなどとの関係を強化する必要がある」とも述べた。【影山哲也】