性描写規制条例案を再提出 東京都、出版業界は反発過激な性行為を描いた漫画やアニメの販売などを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案が30日、都議会に再提出された。 最初の改正案は出版業界の反発や規制対象があいまいとの批判があり、6月議会で否決。都は、強姦や近親者同士の性行為を賛美、誇張して描いた作品を対象にするとした条文に修正した。前回反対した最大会派の民主党が賛成するとみられ、可決される可能性が高い。 同日開会した本会議で石原慎太郎知事は「子どもたちの目に決して触れさせてはならない漫画が、通常の書籍と並んで店頭に置かれている」と述べ、改正案の成立にあらためて意気込みを示した。 一方、人気漫画家や出版業界からは「作者が萎縮して、表現の自由を侵害する恐れがある」「すでに業界で自主規制しており、現行の条例で十分なはず」と改正案に反対する声が上がっている。 【共同通信】
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