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都の漫画児童ポルノ条例改正案 ちばさん、秋本さんら改めて反対表明
このニュースのトピックス:◇学術・カルチャー
子供を性的対象にした漫画やアニメーションなどの規制を目指す東京都青少年健全育成条例改正案に反対する漫画家のちばてつやさんや秋本治さんらが29日、都庁で記者会見を開いた。ちばさんは「漫画やアニメーションの文化がしぼんでしまうことを非常に心配している」と強調した。
ちばさんらは同日、30日からの都議会に提出予定の改正案に反対する声明文などを、最大会派の民主党に提出。その後、記者会見し、「一番心配なのは、漫画やアニメーションをつくろうとする若者たちが(規制に対して)非常に萎縮していること。自由な表現ができる中で初めて文化が育つ」と訴えた。
秋本さんは「規制されると漫画が成り立たなくなる。自由があるのが漫画の世界」と改正案を批判。やまさき十三さんも「私たちや出版業界との話を先にしないで、いきなり条例(改正案)を出すのが理解できない」と疑問を呈した。
同条例の改正案は、6月の都議会でも審議されたが、18歳未満と想定されるキャラクター「非実在青少年」を性的対象として描いた漫画全般を規制する内容で、「規制対象があいまい」とする民主などの反対で否決された。
一方、今回改めて提出される改正案では、刑法など「刑罰法規」に触れる性行為の描写に規制対象を限定。民主内でも評価する声があがっている。
しかし、自治体の条例では、刑法ほど厳しくなくとも、18歳未満との性行為に刑罰を科すケースもあり、日本漫画家協会など3団体は同日、「18歳未満の男女かどうかが問題になる」などと、規制があいまいになる可能性を指摘。否決を求める声明文を発表した。
ちばさんらは今年3月にも反対する記者会見を開き、議会で改正案が継続審議となった経緯もある。
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