消費者庁は30日、韓国産サザエを広告で国産と表示し、景品表示法に違反したとして、大阪市西区のイオングループの食品スーパー「光洋」に、再発防止を求める措置命令を出した。
同庁によると、滋賀、大阪、兵庫、奈良の4府県の40店舗で4〜5月の計9日間にサザエの特売を実施。新聞折り込み広告に「島根県産他国内産」と記載したが、実際は韓国産だった。期間中、特売用に仕入れたサザエは約1600キロだった。
大阪市の業者が国内産の発注を受けたが、納期に間に合わないため韓国産を納品。韓国産と伝えたが、光洋の本部が認識していなかったとみられる。
消費者庁は「チェック体制に不備があり、再発防止のために措置命令を出した」とし、光洋は「お客さまにご迷惑をおかけした。管理体制を強化したい」としている。