「安保」理由に中国企業と契約せず 米通信大手

2010.11.6 14:12

 米通信大手スプリント・ネクステルが、同社へのネットワーク機器の納入契約について、安全保障上の理由から中国企業2社との契約を見合わせたことが5日、分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が報じた。

 同紙によると、中国企業が米国の通信ネットワークにかかわることについて米国防総省が懸念を表明。安値で入札していた華為技術などが退けられたという。

 複数の米当局者が、華為がスプリントと契約した場合、中国の人民解放軍が米国の通信網を妨害できる可能性があったと指摘。華為が人民解放軍出身者によって設立されていることなどから米議員グループが規制を求めており、スプリントも配慮したとみられる。(共同)

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