社会

浜岡原発 104機器の点検漏れを県に報告
(静岡県)
先月、浜岡原発3号機と4号機で27機器について点検漏れがみつかった問題を受け、中部電力があらためて点検したところ、あらたに104機器に点検漏れがあったことがわかった。中部電力では30日、県などに報告を行い、再発防止策を示した。これは中国電力島根原発で機器の点検漏れが見つかった問題を受け、中部電力が浜岡原発について調査を行ったことから判明したもの。それによると、重要度の高い定期事業者検査の対象となる機器で点検周期を超えていた機器が27機器、それ以外の機器で点検周期を超えていたものが104機器あったという。このうち、安全上、県が重視している原子力建屋内の機器が15機含まれていたこともわかった。この原因について中電では、ほとんどが機器ごとの点検時期の入力ミスによる人為的なものであると説明した。これに対し中部電力側は再発防止策として、入力ミスをチェックする機能があるシステムへ変える作業を迅速に進めるとともに、点検周期をあいまいな目安としていたことを改め、達成状況を定期的に確認することなどを示した。
[ 11/30 18:39 静岡第一テレビ]