2010年のPCはスピード100倍で手軽に持ち運べると米誌が大胆予測
2000/09/04
資産家ランキングなどで有名なForbes誌のForbesASAPが、frogdesign(初期AppleやNeXTを開発)の協力を得て、2010年のコンピュータを予測し、話題となっている。
同誌の予測によると、コンピューターの内部構造についてはエレクトロン(電気)の時代が終わり、フォトン(光子)の時代が始まるという。エレクトロンは特性が活かされる部分で残されるが、中心はフォトンで、光学通信のスピードとバンド幅がコンピュータの中に持ち込まれる。このエレクトロンとフォトンの特性を持ち合わせるシステムをオプトエレクトロニクスと呼んでいる。
結果、コンピュータは、今日のコンピュータよりも速く、そしてフリスビーぐらいまで小型化する。最も恩恵を受けるのが省電力性で、今日のPalmのようにクレードルなどで手軽に充電して利用する。
パーツを見てみると、ハードディスクは、ホログラフ技術を利用。プラスティックの板を立体的に読み取ることで、テラバイトのデータを扱えるようになる。CPUは、エレクトロニックCPUからオプトエレクトロニックの統合サーキットとなる。今日のCPUの問題となっている部品間のデータ伝達問題が解決し、100GHzに到達する。キャッシュもギガバイトになり、100GHzCPUのスピードをサポートする。RAMは、ホログラフィック構造で、一枚の三角板で256GBの容量を持つ。
このような2010年型コンピュータの使い方というと、まずインターフェースは音声認識が主体になる。キーボードが必要な時は、画面上のバーチャル・キーボードを使う。デスクトップは、言葉通り「デスクトップ」。双方向のフォトニック・ディスプレイ機能を持つ机に、本体にはめ込めば、机が巨大なコンピュータとなるのだ。ディスプレイはバーチャル・キーボード以外にもタッチ操作に対応。そして、最後にセキュリティは指紋などを認証するバイオメトリック・スキャナーが利用され、個人の情報は固く守られる
以上、今はまったく現実感のない2010年のコンピュータだが、Forbes誌はそれぞれの技術開発状況がどのようなレベルになっているかまで解説。2010年までの実現の可能性も含めて予測している。
(Yoichi Yamashita/N.Y.)
ForbesASAP
http://www.forbes.com/asap/00/0821/087.htm
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