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【社会】

うなぎ産地偽装容疑で3人逮捕 警視庁、「愛知産」と表示

2010年11月30日 14時08分

 台湾産のうなぎのかば焼きを国産と偽って販売したとして、警視庁生活経済課と大阪府警の合同捜査本部は30日、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で、東京都港区のウナギ輸入販売会社「セイワフード」の元常務岩井裕和(55)=品川区=と、大阪府茨木市の水産加工会社「大福」の社長橋田純一(52)=大阪市中央区=の両容疑者ら3人を逮捕した。

 逮捕容疑では、昨年12月〜今年5月、大福の加工場で、台湾産うなぎのかば焼き970キロを「愛知県産かば焼きうなぎ」と表示した段ボールに詰め替えて、京都市内の卸業者に計約300万円で売ったとされる。

 生活経済課によると、3人とも容疑を認め、岩井容疑者は「中国製ギョーザ中毒事件の影響で中国産より台湾産の方が売れると思い仕入れたが、あまり売れなかったので在庫処分したかった」と供述しているという。

 同課は、岩井容疑者が取引関係にある大福側に偽装を指示して、台湾産のうなぎのかば焼きなど計13トンを愛知県産と偽装して関西と北陸の卸業者4社に販売。セイワフードと大福で計約1600万円の不正な利益を得たとみている。

 セイワフードは、東証一部上場の「ヨコレイ」(横浜市)の子会社で、ウナギの輸入販売では業界大手。

(中日新聞)

 

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