哨戒艦沈没:海軍第2艦隊元司令官に停職3カ月の処分

「天安」艦長は執行猶予付き哨戒処分

 国防部は29日、哨戒艦「天安」の沈没事件に関する懲戒委員会の議決に従い、事件当時海軍第2艦隊司令官だったキム・ドンシク少将に対し、停職3カ月の懲戒処分を下した。また、海軍中将のパク・ジョンファ元作戦司令官、合同参謀本部の黄重善(ファン・ジュンソン)元作戦本部長(陸軍中将)など9人に対し、減俸や謹慎などの軽い懲戒処分を下した一方、合同参謀本部のヤン・チョルホ元作戦係長(准将)については、嫌疑なしとして、処分を行わないことを決めた。

 一方、「天安」のチェ・ウォンイル元艦長(中領=中佐)と、合同参謀本部のユ・ジェスン政策企画官(陸軍少将)に対しては、執行猶予付きの処分を下した。執行猶予付きの処分を受けた場合、懲戒委員会の決定から6カ月を経過すれば、処分が効力を失い、代わりに「警告状」を受け取るが、軍の人事記録カードには処分の記録が残ることになる。

 国防部は、「第2艦隊は北西海域(黄海の北朝鮮に近い海域)での戦闘準備を怠り、また『天安』の艦長は、魚雷による攻撃と判断したことを早急に部隊へ報告せず、事故原因を究明する上で混乱を招いたことが、懲戒処分の理由として認められる」と説明した。

李衛裁(イ・ウィジェ)記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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